小諸市と長野大学、小諸フィルムコミッションの3者では、

小諸市の歴史や文化を未来に繋げていこうと

去年7月に大学、地域団体、行政の協働による

包括連携協定を結んでいます。

11日(日)には、ステラホールで、

この協定に基づくプロジェクトの市民報告会が開かれました。

 

 

この日会場には、市内外からおよそ150人が集まりました。

 

 

去年7月に小諸市と長野大学、小諸フィルムコミッションの3者が結んだ

包括連携協定は、

小諸城の江戸時代の姿を3DCGで復元しようと、

長野大学と小諸フィルムコミッションが

4年前から共同事業として開発を進めてきたものに

小諸市が資金面での援助や事務局を担う形で協力。

大学、地域団体、行政の協働による永続的な活動として

小諸市の歴史・文化を

後世に伝えていくことを目的としています。

 

報告会では、長野大学の田中法博教授が、

小諸フィルムコミッションや小諸市の協力でこれまで進めてきた

研究成果を発表しました。

最新の3DCG技術で小諸城を復元する取り組みは、

小諸市に残された江戸時代の古文書や、

小諸城址懐古園で実施した精密な測量データにより

学生たちが中心になって進めている研究です。

 

現在、この事業では、3DCGの技術を高め、

より精度の高いCG復元が進められています。

CG復元された城内を

個人のスマートフォンで体験できるアプリも開発。

実用化に向けた取り組みが進んでいます。

 

田中教授は

「地域に残された文化財を

デジタルアーカイブ化していくことで、

地域資源の価値を広く伝えていくことにつながる。

学生と地域が連携して

小諸を発展させていくことにつなげたい。」などと話しました