小諸駅のバリアフリー化として進められてきた

エレベーターの設置工事が完了し、

17日(土)に関係者らが集い、

供用開始式が行われました。

 

 

式典には、事業主体であるしなの鉄道株式会社と

JR東日本、それに小諸市の関係者ら

およそ40人が出席しました。

 

挨拶に立った小泉市長は、

「今回のバリアフリー化によって、より便利により安全に

ご利用いただけるようになった。

今後は、周辺を結ぶ公共交通による利便性の確保で、

暮らしやすい市民生活の充実や移住定住促進に

力を注いでいきたい。」

などと述べていました。

 

式典に続き、新しく設置されたエレベーターの前で

テープカットが行われ、

皆で供用開始を祝いました。

 

 

現在国の法律では、

1日当たりの利用者が3000人以上の鉄道駅で

バリアフリー化を図ることが定められています。

1日およそ4700人が利用する小諸駅も

その対象となったことから

平成27年4月に、

しなの鉄道とJR東日本、それに小諸市などで

バリアフリー化事業の推進協議会を設立。

整備計画をまとめ、設計期間を経て、

去年6月からことし3月まで、

エレベーターの設置工事が進められました。

 

事業では、11人乗りのエレベーターをしなの鉄道側2基、

JR小海線側1基の計3基を設置。

車イス利用者に配慮したつくりで

利用者の利便性を高めました。

 

併せて利用者が通る「こ線橋」の通路や柱、

窓ガラス、照明などの改良工事を実施しました。

 

JR側のエレベーターからホームまで、

車イス利用者が通れるよう幅を確保した通路も

新設しています。

 

設計費を含み全体事業費はおよそ7億円。

事業者の負担のほか、国と市、それに県の補助金で

賄われていて、

そのうち、市の補助金は2億7千万円です。

 

多くの利用者から長年要望のあったエレベーターの設置。

しなの鉄道こもろ駅では、利便性が向上したとして、

これまでの以上の利用を呼びかけています。

 

長岡駅長

「やっとエレベーターが完成しました。

今まで多くのお客様にご不便をおかけしていましたけれども

一段と利便性が上がりましたので、

小諸駅、しなの鉄道のご利用をお願いいたします。」