町中をわら馬を引いてまわる

毎年恒例の「わら馬パレード」が、

ことしも3日(土)に行われました。

 

 

29回目の開催となったことしは、およそ300人が参加。

小諸市消防団音楽隊を先頭に、

わら馬をひいて市街地を歩きました。

 

パレードを主催するのは、小諸市高齢者クラブ連合会です。

伝統の継承にあわせ、

イベントの少ない冬場にパレードすることで、

商店の振興も目的としています。

 

小諸馬子唄普及会の

およそ2メートルもある大きなわら馬をはじめ、

各区の高齢者クラブが

それぞれに持ち寄った大小様々なわら馬

およそ30体が登場し、

道行く人たちの目を楽しませました。

 

 

「わら馬引き」は県内各地域に伝わる伝統です。

かつては、無病息災、家内安全、五穀豊穣などの祈りを込め、

2月の初午の日に

わら馬の背におはぎや餅を乗せて、

道祖神を参拝していました。

 

 

時代の流れとともにこうした行事も行われなくなる中、

小諸市高齢者クラブ連合会では

平成2年の午年にちなみこのわら馬パレードを開催。

以降は欠かさずに続けています。

 

昔から伝わる地域の文化を後世に伝えるこの「わら馬パレード」。

参加した子どもたちは、ガラガラと音を響かせながら、

伝統あるわら馬をうれしそうに引いていました。

 

参加者 子ども

「あんまり動いてないんで久しぶりに動いて楽しかったです。

(わら馬引いてどうでしたか?)

ちょっと引いてこの辺に当たっちゃったけど楽しかったです。」

 

参加者 子ども

「楽しかった。

(わらでできたお馬さんは見てどうですか?)

かっこよかった。」

 

参加者 大人

「天気もよかったし、子どもたちも見にきたんだと思います。

こういった行事とかはずっと次の世代の人たちにも

残していくべきだと思います。」