小諸市は、おととい15日(月)

学校法人呉学園が運営する、

東京渋谷の専門学校

日本デザイナー学院・

日本写真芸術専門学校と、

学生の人材育成と小諸市の地域活性化を目的とした

包括連携協定を締結しました。

 

「地域創生クリエイティブチャレンジ」と題したこの協定は、

 

専門学校日本デザイナー学院と

日本写真芸術専門学校、2つの専門学校が、

小諸市をテーマとした授業や学生による作品制作を。

小諸市は授業に必要な支援や情報提供を行い、

制作された作品を活用して、

地域活性化に役立てていく。というものです。

生徒が100日間小諸市に滞在し、地域活性化のために

専門技術を生かした授業を行うことなども計画されています。

この日は、協定の調印式が行われ、

小泉市長と、

学校法人呉学園の宋 成烈理事長が、

協定書に調印後、

それぞれ挨拶を述べました。

 

宋理事長

「実践の中で若者がもまれて、今後の一生の自分の専門技術をいかに高めていくかという、

とても大切な気づきを得られるのは実践の場だと思っております。

少しでも小諸市の発展と活性化に我々の学生の力が

お役に立てるのであればこれほど幸せなことはございません。」

 

小泉市長

「これから日本デザイナー学院、また日本写真デザイン専門学校、

それぞれ学生さんたちがここ小諸の地をフィールドをホームベースとして

どれだけまた活躍していただける人材を、

小諸市が微力ながら協力できるのか。

またその中から日本を代表する、世界を股に掛ける多くのクリエイターのみなさんが

輩出されることを心から願っております。」

 

この協定に基づく第1弾として、今年度は、

日本デザイナー学院の学生が、

小諸市動物園の動物を、擬人化したイラストを制作し、

動物園のキャラクターとして活用していく事業

「どうぶつイラスト総選挙」をすでに進めています。

今回テーマとなるのはライオンやペンギン、

ムササビなど小諸市動物園の人気の動物8種類です。

応募したのは、イラストレーション科、コミックイラスト科、

ビジュアルデザイン科の1年生から3年生までの154人。

小諸市動物園の動物を踏まえたイラストになっているか、

グッズの利用に適しているかなどを審査基準に、

先月行った一次審査で36点まで絞り込み、

更に二次審査で市長らの審査により8点を選考しました。

動物の特徴をとらえた服装や、髪の色などを工夫していて、

8人8様の個性あふれる作品が集まりました。

 

「どうぶつイラスト総選挙」最終審査は、

市民による投票で最優秀賞が決定する予定。

今月31日まで、動物園や市役所1階、

図書館、子どもセンターこもロッジなどに

投票所を設けています。

 

最優秀賞は来月中旬に発表予定で、

選ばれたデザインは案内看板や缶バッチ、

スタッフのポロシャツやSNSなど

動物園のPRに活用されます。

また、投票者には抽選で小諸市動物園グッズも

プレゼントする予定になっています。

 

宋理事長

(なぜ小諸市で?)

「やっぱりご縁なんですけど、何よりもトップの小泉市長の熱意と

担当される市の方々の熱意が最大の要因です。それにつきます。

今回こういう場で一般の市民の方の目に触れて、

なおかつ、市民の方から公正に選挙という形で選んでいただくということは、

なかなか学校だけではできないことです。

またとても公正ですばらしいパートナーがいないとできないことなので、

学生にとっては一生のかけがえのない思い出になると確信しております。」

 

 

小泉市長

「こういう形で形になって、小諸市のためにもなりますし、

学生さんたちにとっても勉強になるという意味ではお互いにウィンウィンの形、

私たちは特にありがたいと思いますね。

若い人たちが魅力的に思ってくれる小諸があるということが

私たちの誇りにもなりますし、これが地域の活性化、人材育成につながるのであれば、

代えがたいものになるんじゃないかと思いますね。」