オーガニックコットンを扱う株式会社アバンティは、

手作りの食品やこだわりの製品が集まるイベント、

「ビオマルシェ」を市内で定期的に開いています。

先週18日(土)には、今年度最後の「ビオマルシェ」が

市内大久保の安藤百福センターで開かれました。

 

 

このイベントは、

地元で取れた安全安心な農産物など、

作り手のこだわりの商品を知ってもらい、

消費者と生産者を結び付けることを目的としています。

 

オーガニックコットンを扱う株式会社アバンティが

6年前から小諸市内で始めたもので、

5月から11月までの毎月第3土曜日に開催。

現在、東京都新宿に本社を構えるアバンティですが、

ゆくゆくは、小諸に移転を考えていて、

「ビオマルシェ」はその土台作りにもなっています。

 

これまではアバンティが活動拠点としている

市内松井の小諸エコビレッジで開いてきましたが、

今年度最後となるこの日は、安藤百福センターで開催。

玄米のおにぎりや無添加のスコーンを販売する店など、

市内外から28店舗が軒を連ねました。

 

中には、自然を生かした手作り雑貨の店もありました。

 

ネイチャーライフ・井出さん

「こちらフクロウなんですけど、

この前の台風21号の倒木を利用しまして、

こういった木の置物を作っています。

倒木のままですと捨ててしまう、

使い道がないっていうのは木に対しても失礼だと思うので、

できたら使ってあげてみんなが喜んでもらえればいいと思いまして作っています。」

 

 

小諸商業高校からも出店。

販売実習「スマイル小商店街」で役員を務める生徒らが

市内で活動する食ママ倶楽部が開発した

雑穀製品などを販売しました。

 

訪れた人たちは品物を手に取り、

販売者と会話をしながら買い物を楽しんでいました。

 

訪れた人

「(すごい買い物かごがたくさん!)

そうそうそう。いつもね、ぱぱっと買って。

(買った野菜は家でどんなふうに使いますか?)

煮びたしにしたり、お味噌汁とかに使います。

いつも楽しみなんです。確かな野菜が手に入るから。」

 

一方、会場中央では、

小諸市在住のシンガーソングライター、オギタカさんと

米粉を使用した菓子店、「心和」の

桂田直人さんによる

音楽パフォーマンスが行われました。

 

子どもたちは、

目の前に置かれたさまざまな楽器に触れながら

ステージを楽しんでいました。

 

渡邊智恵子社長

「お客さんもお子さん連れで、本当にゆるやかな時間をここで過ごす、

そんな風にしてくれたことが私にとって収穫だったかな。

あたたかいおもてなしのマルシェにしようという

そういう気持ちが一つになっていっているかなって、

そういうふうに思っているんです。

若い人たちがこのビオマルシェを運営まで行かなくても

関わってくれるとすごくいいな、でもそのきざしはすごくあるので、

そういう意味では、老若男女が接点がありながら、

コミュニケーションを作る場としての

ここがそういう場所になってくれるといいと思います。」

 

今年度最終回となったこの日の「ビオマルシェ」。

次回は、来年5月19日(土)に

市内松井の小諸エコビレッジで開催予定です。