小諸高校では、1学年を対象に

地域の人を講師に職業などについて学ぶ講座を

16日(月)に開きました。

 

小諸高校では、

地域社会に貢献できる人材を育成するための

新たなプログラムとして、

去年から地域を学ぶ「小諸学」に取り組んでいます。

この一環としてこの日は、

生徒たちに、地域の人たちの様々な生き方や

仕事について学んでもらうための講座が行われました。

 

講師を務めたのは、市内で活躍する二人です。

1部では、小諸を代表する企業として

株式会社ツルヤの労務リーダー

美斉津武さんが「高校時代に学ぶこと」をテーマに講演を行いました。

 

2部の講師を務めたのは、

市内本町で弁護士事務所を営む

内堀優貴弁護士です。

 

内堀弁護士は、市内乗瀬出身で現在32歳。

29歳で司法試験に合格し、

ことし3月に市内本町に弁護士事務所を設立しました。

 

内堀弁護士は、「故郷で起業すること」をテーマに

自身の、「小諸での起業」について話しました。

 

内堀弁護士「故郷に戻るきっかけですね、やはり、

実家に戻って将来は仕事したいなという気持ちが上がって参りました。

家族と一緒にできれば暮らしていきたい、

そういったことがやはり私の中では大きかったかなあというのがあります。

で、2番目なんですけど、

暮らしやすさっていう表現が正しいかわからないんですけど、

京都や東京でですね、生活をして気づいたことではあります。

こちらの空気と言いますか、京都や東京にはなかった空気ですね、

私は生まれ育った空気と言いますか、

この空間が非常に好きだなあという風に改めて思うようになりました。」

 

更に内堀弁護士は、

故郷で働くことへの思いをこう話しました。

 

内堀弁護士「私に対してですね、投資とか時間とか

動力をしてくれた小諸の方に対してのお礼と言いますか、

恩返しが最初の一番大きいのかなあって思いますよ。

今度はですね、自分が弁護士として地域に少しでも貢献できるように、という感じですね。」

 

 

最後に、

「一度小諸から離れて、外を見ることはとてもいい選択。

しかしルーツを忘れず、

小諸が故郷であることに胸を張ってほしい。」

と生徒たちに伝えました。

 

生徒たちは、普段中々関わることができない弁護士という職業や

内堀弁護士の故郷への思いに

関心を持って耳を傾けていました。