今日29日(火)、小諸市議会

9月定例会が開会しました。

初日の今日は、

平成28年度の決算報告を始め、

条例改正案や、

今年度の一般会計補正予算案など

35件が提出されました。

 

今日の本会議では、

平成28年度の決算に関わる行政実績の概要報告が

行なわれました。

平成28年度の決算状況は、

歳入決算額が179億7千211万円で、

前年度比16.5%減。

歳出決算額は169億8千637万円で、

前年度比17.6%の減となっています。

また、基金残高は73億4千750万円で前年度比5.4%減。

市債残高は、174億8千996万7千円で、

前年度比0.9%増。

地方公共団体の財政力を示す指標である

財政力指数は、0.559で

前年度より0.022ポイント上昇。

19市中では高い方から10番目となっています。

標準財政規模に対する実質収支額の割合となる

実質収支比率は5.8%で、

一般的に3%から5%程度が

望ましいとされている中ではありますが、

概ね良好な水準であると市では見ています。

また、借金返済の重さを示す実質公債費比率は、

前年度比0.7ポイント低下の9.3%。

19市では低い方から13番目となりました。

将来に渡って支払う借金の規模を示す将来負担比率は

30.5%となり、

19市中低い方から8番目となっています。

小泉市長は決算報告で、

「財政指標はおおむね良好な数値を維持することができた。

第10次基本計画の中で新たに設定した「財政目標」も

全ての項目で目標を達成することができた。」とした上で、

「今後多額の支出が見込まれる新たな課題などもある中、

戦略的な視点で事業の「選択と集中」を行い、

市民の立場に立った行財政改革を進めたい。」

などと述べました。

 

今日の本会議ではこの他、

「くらしかる浪漫館条例を廃止する条例」が提案されました。

これは、大手門公園前の「くらしかる浪漫館」が老朽化し、

新しい耐震基準を満たしていないことから解体するもので、

今年度中に大手門公園の整備計画の一環として、

跡地を整備することになっています。

また、高校3年生までの

医療費の窓口完全無料化を実施するための条例改正案も

提出されました。

可決すれば、来年8月1日から施行されます。

 

歳入歳出でそれぞれ1億2千万円を追加し、

総額で172億5千700万円とする

今年度の一般会計補正予算案では、

消防庁舎の建て替えのための調査、設計、用地取得費や、

天池の総合運動場の多目的スペースを、

人工芝生化にする工事費用などが計上されました。

消防庁舎は、現在、野岸小学校の

仮設グラウンドがあるエリアとして建設する方針です。

 

9月定例会の会期は、来月21日までの24日間で、

今日提案された議案のうち、報告案件2件を除く、

33案件は、委員会審議を経て、最終日に採決されます。