さて、小諸や佐久などで介護・福祉・医療などの事業を手掛ける

「のぞみグループ」の傘下にある

「社会福祉法人のぞみ福祉会」では、

同じ地域密着型特別養護老人ホームを含む

地域密着型の複合福祉施設を、

来月1日、市内和田にオープンします。

 

先日22日の竣工式には、社会福祉法人のぞみ福祉会の

甘利庸子理事長をはじめ、

小諸市の小泉市長や、

設計・施工を担当する業者の代表者らが出席しました。

 

今回、社会福祉法人のぞみ福祉会が建設したのは、

住み慣れた地域との関係を絶やすことなく

暮らし続けることができる

地域密着型特別養護老人ホーム「のぞみの郷」と、

通いでの利用を中心に、

一時的な宿泊や訪問看護を受けることができる

小規模多機能型居宅介護事業所「のぞみ」、

それに、一人暮らしのお年寄りや地域の子どもたちなど

地域の人たちが集える地域交流スペース「のぞみ食堂」の

3つを併設した複合施設です。

 

市内和田で社会福祉法人のぞみ福祉会が運営している

「ケアハウスのぞみ」の駐車場スペースに建設されました。

延べ床面積はおよそ1560平方メートルで

鉄骨造りの2階建てです。

 

地域密着型特別養護老人ホーム「のぞみの郷」は、

要介護認定3以上の小諸市民のみ利用可能で、定員は29人です。

明るく広々とした施設内は、3つのユニットごとに、

キッチンとリビング、テラスを配置しています。

 

全室個室で部屋の広さはおよそ6畳、

使い慣れた家具を持ち込むことも可能です。

 

通いでの利用を中心とした

小規模多機能型居宅介護事業所「のぞみ」は

小諸市民のみ利用可能で、登録定員は29人です。

 

のぞみの郷と同じ造りで

1室およそ4畳の宿泊室が9室設けられています。

施設内には、医務室が完備され

週に1回医師や看護師が配置される他、

ことし7月には、施設のすぐ近くに

協力医療機関「甘利医院わだ」が開院する予定で

医療サポートも充実しています。

 

併設の地域交流スペース「のぞみ食堂」は、

地域の人や施設の利用者らが

調理や食事をしながら交流できる場所として設けられました。

 

地域の子どもたちに低料金または無料で食事を提供する、

「こども食堂」としての役割も担います。

小規模多機能型居宅介護事業所「のぞみ」の利用者や

地域のボランティアによる運営を目指しています。

介護福祉施設に「地域交流スペース」の併設は、

全国でも先進的な取り組みとなります。

子どもから大人まで、地域で支え合える

福祉の拠点としての役割が期待される

社会福祉法人のぞみ福祉会の複合施設は

来月1日にオープンを迎えます。