市内の農業者と、農業委員らが一堂に会し、
小諸市の農業を考える意見交換会が、
4日(土)にベルウィンこもろで行われました。
この意見交換会は、小諸市のこれからの農業の課題について、
地域別に話し合うことで、課題の解消につなげようと設けられたものです。
この日は、小諸市の農業青年クラブや農業委員、
それに市議会議員などおよそ60人が集まりました。
講演会や農業青年クラブのプロジェクト発表に続いて、
参加者らが6つの地域ごとに分かれ、それぞれの課題を話し合いました。
そのうち、三岡・南大井地区のグループでは、
「桃やリンゴの果樹農家では、高齢化によって作り手が右肩下がりで減少している。
集約して団地化すれば新たな就農もしやすくなるのではないか。」
といった意見が出されました。
また、川辺地区では、熟練と若手の農業者が交流する場を設け、
知識や経験を活かしていきたいとう声も上がりました。
一方、西小諸地区では、増え続ける荒廃地を、
ワイン用ぶどうの生産地として活用できないかといった意見が出されました。
グループごとに様々な意見が飛び交う中、最後に行われた発表では、
市と農協、それに生産者の連携による取り組みの重要性を
訴える声も上がっていました。
小諸市農業委員会では、この日出た意見を
地域が抱える「人と農地の問題」を解決するための
「地域農業マスタープラン」となる「人・農地プラン」の作成にも生かしていく考えです。
具体的な計画に結びつけられるよう、
地域ごとの課題について、市と農協へ伝えていきたいとしています。