差別のない社会をめざし、

地域の人たちが趣味の教室などを通して交流している

人権センターでは、

21日(日)に「人権フェスティバル」と題したイベントが開かれました。

このイベントは、人権について考える機会を多くの人に持ってもらおうと、

毎年市民らが実行委員会を作って開いているものです。

小諸市では、毎年「人権啓発コンクール」として、

市内の小中学生を対象に、

人権啓発のポスターや標語、作文の募集を行っています。

この日の人権フェスティバルでは、

コンクールで上位入賞した子どもたちに

表彰状が贈られました。

今年のコンクールには、ポスターと標語、作文あわせて

1934点の作品が寄せられました。

そのうち、最優秀賞、特選、入選には、59点が選ばれています。

今回、ポスターの部で最優秀賞に選ばれたのは、

芦原中学校3年の滝沢美幸さんの作品です。

「雲が晴れたら十人十色の笑顔が咲くよ」という

標語が記された、

気持ちまで明るくなりそうな色合いの

ポスターに仕上がっています。

標語の部、最優秀賞には、

小学生の部で、

野岸小学校5年の小林晶斗くんの作品、

「ありがとう その心をバトンパス」が選ばれました。

また、中学生の部では、芦原中学校1年の

佐藤梨乃さんの作品、

「大丈夫? その一言が命綱」が最優秀賞に選ばれています。

講評に立った高地崇祐教育長職務代理は

このように述べた上で、

皆さんの思いがしっかりと作品に込められていると思う

などと話していました。

表彰式の会場となった人権センターには、

最優秀賞、特選、入選に選ばれた作品をはじめ、

応募された1934点すべての作品が所狭しと並べられ、

訪れた人たちは足を止めて見入っていました。

このほかフェスティバルでは、

手作りを体験する企画も行われました。

こちらは、紐とビーズを使って人形を作る クラフトコーナーです。

作品を見るだけでなく自ら作ることができるということで、

ブースには終始多くの人が集まっていました。