詐欺被害などが増える年末を前に、
1日(火)には、市内の金融機関を対象にした
特殊詐欺対応訓練が行われました。
この訓練は、金融機関で事件が発生した時の被害防止と
犯人の検挙につなげようと、
小諸市の金融団と警察署が協力して
毎年この時期に開いているものです。
訓練では、警察官が訪問客に扮し、
様々な理由で預金を引き出したいと行員らに訴える
ロールプレイが行われました。
以前は強盗を想定した訓練が行われていましたが、
このところ振り込め詐欺が増えていることから
おととしから特殊詐欺を想定した訓練となっています。
対応した行員たちは、会話の中から
特殊詐欺に繋がるキーワードがないかを探り、
言葉を変えながら何度も
不審な点がなかったか訪問客に問いかけていました。
総評に立った小諸警察署の山岸英司係長は、
「今回は、『連絡・相談』という隠しテーマを設けていた」と話し、
「少しでも不審に思った時は
上司など上の人間に相談して
すぐに警察へ通報して欲しい」と呼びかけていました。