浅間山麓高地トレーニングエリア構想の一環として、

現在 高峰高原には、

クロスカントリーコースの建設計画が進められています。

 

この建設予定地を一目見ようと、17日(土)には

日本長距離界のスター 瀬古利彦さんが

小諸市を訪れました。

この視察は、浅間山麓高地トレーニングエリア構想を進める

一般財団法人浅間山麓スポーツ医学研究所と、

小諸厚生総合病院が企画して行われたものです。

今回、高峰高原を訪れた瀬古利彦さんは、

3度のオリンピックでマラソンの日本代表に選ばれた

陸上の名選手です。

現在はDeNAランニングクラブの総監督を務める傍ら

日本陸連の理事も歴任。

テレビの駅伝中継などでも度々解説を務めています。

アサマ2000パークを運営する渡辺パイプ株式会社によって

現在建設計画が進められている

高峰高原のクロスカントリーコースは、

現在、コース予定地の草刈りを終えた状態となっています。

これまでもスポーツ選手や有識者が

この場所を視察に訪れており、

その際に出た意見を踏まえて、

最終的に全長2キロメートルとなるコースレイアウトが

決定しています。

当初は今年9月の完成を目指して着工する予定でしたが、

幾度かに渡るコースレイアウトの変更などもあり、

現在はまだ工事が行われていない状況です。

今後は雪深い時期に入ることから、

春の雪解けを待って本格的に着工する予定となっています。

栁田市長なども同行する中

高峰高原一帯を実際に見て回った瀬古さんは、

首都圏から2時間以内でアクセスできる

標高2000メートルの高地に魅力を感じているようでした。

また瀬古さんはこの日、

高峰高原一帯の宿泊施設にも立ち寄り、

アスリートを育てる監督の目線から

宿泊環境について細かい部分まで確認していました。

一通り視察を終え、

一行が移動したのは小諸厚生総合病院です。

この日厚生病院では、年に一度の病院祭が開かれており、

そのイベントにあわせて、

瀬古さんによる特別講演も行われました。

講壇に立った瀬古さんは、自身の陸上人生について

ユーモアあふれる語り口で熱弁。

会場には絶えず笑い声が響き渡り、

集まった人たちは、

瀬古さんの話術にすっかり引き込まれているようでした。