小諸商工会議所では、 今年度から5年間に渡る活動の指針として 中長期ビジョンを策定しています。

この中長期ビジョンに基づき、 30日(水)には、要望書を提出しました。

この日は香坂会頭をはじめ、小諸商工会議所の 各委員長や事務局員などが市役所を訪れ、 栁田市長に要望書を手渡しました。

小諸商工会議所では、商工業者の拠り所となる 商工会議所を会員とともに作り上げることを目指して、 今年度から平成31年度までの活動指針となる 中長期ビジョンを策定しています。

この中長期ビジョンでは、「地域活性化と産業振興の中核となり、身近で信頼される商工会議所となる」を活動理念に、 5つの基本方針が定められています。

今回提出された要望書は、 その基本方針の柱となる「政策提言・要望活動」として まとめられたものです。

小諸商工会議所には、現在1170の事業所が加盟しており、 今回の要望書には、 業種別に行われた10の部会で出された 「会員の生の声」が反映されています。

まちづくりや地域の活性化に向けた要望としては、 2020年の東京オリンピック開催に向けて、 標高1000メートルの場所に 全天候型の400メートルトラックを新設して欲しいという 要望が挙げられました。

 また、中心市街地の賑わい創出のため、 現在2時間まで無料となっている 小諸市営駐車場と小諸市赤坂駐車場の無料時間を 延長してほしいという要望も挙がっています。

観光客やインバウンド対策としては、 外国語を話せる人材を配置した 対応窓口を設置することが提案された他、 移住定住促進事業としては 市外や県外から移住・定住した従業員を 雇用する企業に対して 人件費の補助を行って欲しいという要望が挙げられています。

また、環境整備としては、 庁舎が閉まっている時でも住民票などの証明書が発行できる システム作りを求めるものや、 公用車のハイブリッド化、また、 公共施設への電気自動車の充電設備の設置についても 要望が行われています。

要望書を受け取った栁田市長は、 「しっかりと検討させていただいてお返事致します」と 述べていました。 (原稿10秒) また、この日一行は相原議長のもとも訪れ、 同じく要望書を手渡しました。 (原稿11秒) 要望書を受け取った相原議長は、 読み上げられる要望内容について、 熱心に耳を傾けていました。

小諸商工会議所では、今後も中長期ビジョンに基づいて 会員から意見要望を募り、 行政と一体となって地域の産業振興に 尽くしていきたいとしています。