佐久広域連合では県境付近で火災などの災害が起きた際に、

速やかに対応できるよう、

隣接する群馬県側の消防と

消防相互応援協定を結びました。

30日(月)には佐久広域連合消防本部で

協定の締結式が行われました。

この日は佐久広域連合の関係者をはじめ

佐久広域連合の連合長を務める佐久市の

栁田清二市長と

群馬県富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合の

理事長を務める富岡市の

岩井賢太郎市長が式に出席しました。

今回締結した協定は、

佐久市田口馬坂広川原地区から

上信越自動車道軽井沢インター付近までの県境で

火事や急病人などがあった場合、

双方が消防隊を出動させるというものです。

これにより、例えば佐久市の馬坂地区では、

これまで最寄りの消防署が出動要請を受けてから

現地に到着するまで1時間以上かかっていたのに対し、群馬県側から出動することで

16分で到着できるようになるなど、

出動から到着までの時間が大幅に短縮できるということです。

この協定は今月1日から実施されることになっています。

双方の間では、これまでも佐久市の馬坂・広川原地区の

救急業務事務の委託や

佐久市と甘楽郡南牧村との間で

消防団による協定が結ばれてきましたが、

消防による火災やその他の災害についての協定は

結ばれていませんでした。

そんな中、去年2月の大雪災害をきっかけに

相互の消防力を活用し、

広域的な災害などに対して迅速な対応を図ろうと

双方で協議を進め

今回の協定締結に至りました。

佐久広域連合における自治体間の協定は

今回が8例目となります。

佐久広域連合では、

今後もこのような防災対策を行い

安心で安全なまちづくりを進めていきたいとしています。