今年1月に新築移転した佐久広域連合消防本部3階に、

このほど、災害時や救急時に、

これまで以上の迅速な対応が可能となる

「高機能消防指令センター」が整備されました。

4月1日からの運用開始を前に、

27日(金)には、竣工式が行われました。

この日の竣工式には、

佐久広域連合の11の構成市町村の首長を始め、

議会議員や消防関係者など、

およそ60人が集まりました。

挨拶に立った、連合長を務める栁田清二佐久市長は、

「高機能消防指令センターの整備によって、

迅速で的確な対応が可能となり、

救急救命率の向上を図ることができる。

今後も地域住民の期待に応える責務を果たしていきたい。」などと

述べていました。

式典が終了すると、

整備された指令室に移動し、

栁田連合長らによって、点灯式が行われました。

「高機能消防指令センター」は、

消防防災体制の充実強化を図るために整備されたもので、

これまで、佐久広域7つの消防署のうち、

5つの消防署でそれぞれ行っていた

119通報の指令業務を本部に一元化しました。

デジタル技術を導入した新しいシステムでは、

119番通報を受け付けると

固定電話の発信情報に加えて、

携帯電話のGPS機能などから、

すぐに位置情報を確認。

場所を特定すると、自動出動指定装置により、

市町村の境に関係なく、災害規模に応じて、

最も近い消防署や必要な車両に出動指令を出して

対応にあたることができます。

これにより、迅速で的確な消防車両の配備と消防活動が

可能となります。

職員は常時4人体制で、

24時間365日対応にあたることになっています。

総事業費は、5億4千万円で、

佐久広域構成11市町村でそれぞれ負担しました。

すでに佐久消防署管内のみ

2月から運用を開始していますが、

消防本部全体での運用は2月1日からとなります。