今日2日の午前5時35分ごろから、

小諸、軽井沢、御代田、東御などの東信地域をはじめ、

長野、松本、安曇野など、長野県全域で停電が発生しました。

その影響で、市内の信号機の灯火は消え、

国道では、タイミングを見計らいながら通行する車の姿が

見られました。

また、ガソリンスタンドでは、

給油に使う機械の動力が完全に停止。

営業できない状態が続きました。

停電の影響を受けて、鉄道では、

JR長野新幹線の「長野―軽井沢間」が

始発から運転見合わせとなり、

東京方面から来た新幹線は、

軽井沢駅で折り返し運転となりました。

その他、しなの鉄道、JR小海線などの在来線は

通常通り運転し、

小諸駅には通勤や通学で利用する乗降客の

いつもと変わらぬ姿がありました。

市内の小中学校では、水明小学校が校長判断により

休校となりましたが、

その他の学校では通常通りの授業が行われました。

また、一部の小学校の通学路では、

保護者らが自主的に交差点に立ち、

信号が消えた通学路で

子どもたちの登校をサポートしたということです。

午前5時35分に発生した今回の停電。

午前7時40分頃には、市内中央地区を中心に復旧しました。

市内で最も復旧に時間がかかったのは平原周辺で、

完全に電気が戻ったのは、午前10時過ぎとなりました。

反対に、市内三岡や和田などの地域では停電は見られず、

通常通りだったということです。

今回の停電の原因は、

塩尻市と上田市の2つの変電所を結ぶ送電線

「信濃東信線」が停止したことで、

これにより、長野県内81万世帯のうち、

最大38万世帯に影響が出たということです。