今年創立80周年を迎える日本ペンクラブでは、

特別企画として、 「島崎藤村の小諸」と題した文学イベントを

 4月18日に小諸市の文化センターで開きます。

17日(火)には、記者発表が行われました。

 

この日の記者発表には、 日本ペンクラブの会長で作家の浅田次郎さんを始め、

副会長で作家の下重暁子さん、

専務理事で佐久市出身の作家、吉岡忍さんの 3人と、

小諸市の栁田市長が出席しました。

日本ペンクラブは、言論・表現の自由を守る活動をする 「国際ペン」の日本センターとして、

1935年・昭和10年11月に創立されたものです。

初代会長は、 小諸にゆかりのある文豪「島崎藤村」が務めました。

今回の文学イベントは、日本ペンクラブが、

地方が疲弊し若者が自分たちの住む地域に 誇りをもてなくなってきている中、

文学者によって伝えられてきたふるさとの良さを見直し、

文学の振興につなげたいと、 創立80周年を記念して 企画したものです。

「ふるさとと文学」と題して全国各地で開催していく計画で、

第1弾を初代会長を務めた島崎藤村ゆかりの小諸市で 開くことになりました。

会長の浅田さんは、 小諸での開催についてこのように話しました。

島崎藤村にとって小諸は、 詩人から小説家へと転身するきっかけを与えた土地でもあります。

イベントでは、第1部として、 作家でペンクラブ専務理事の吉岡忍さんが

構成と脚本を手がける映像作品に 講談師の朗読を合わせて上映。

第2部では、作家の井出孫六さんと、 副会長の下重暁子さんが

「島崎藤村の小諸」と題して対談をします。

そして第3部では、 「朗読とコンサート」として、 ]

藤村の「千曲川のスケッチ」や「若菜集」の中の作品を、

俳優で作家の中村敦夫さんが朗読。

ミュージカル俳優の柳瀬大輔さんが歌を披露する 予定です。

「島崎藤村の小諸」は、4月18日(土)午後1時から4時まで、

文化センターホールを会場に開かれることになっています。

 なお、このイベントは事前の参加申し込みが必要となります。

申し込み方法は、往復はがきに

「島崎藤村の小諸 参加希望」と記し、

お名前、年齢、〒、住所、電話番号を明記して、

文化センターまでお送りください。

もしくは文化センターに出向いて直接お申込みください。