平成25年2月から2年間に渡って、

小諸市の副市長を務めてきた小出幸男さんが、

今日5日付で副市長を退任することになり、

今日開かれた2月臨時会の席上で退任の挨拶を述べました。

 

今日の2月臨時会の最後に議員らを前に

挨拶に立った小出幸男副市長は、

「この2年間、栁田市政のもとで、副市長を務め、

重要事業や第9次基本計画の推進、

市民福祉の向上に微力ながら取り組んでまいりました。

議員の皆様、市民の皆様には、

一方ならぬご指導とご支援をいただき

心から感謝申し上げます。」などと話し、

小諸市への思いをこのように述べました。

「小諸市は50年、100年に一度の大きな転機を迎えている。

栁田市長の下、議員、市民の対話により

この先小諸市がより良い方向に進み発展することを願っています。」

小出幸男さんは現在61歳。

昭和46年4月に市役所に入り、

税務課長、保健福祉部長を務め、

平成25年2月、およそ8カ月間空席だった

副市長に就任しました。

任期は平成29年2月までの4年間でしたが、

今月2日、小出さんから栁田市長に

一身上の都合を理由に辞職願が出され承認されたことから、

任期を2年残しての退任が決まったものです。

栁田市長は、小出さんに対し、

「豊富な行政経験を活かし、民間から市長になった私を支えると共に、

庁内、庁外などの調整にあたっていただくことを

期待申し上げたわけだが、

極めて困難な状況の中で、

その重責を誠実に果たしていただいたと思っている。」と述べた上で、

自身の副市長を選ぶ際の思いと、

小出さんが2年の任期を残しての辞職になったことについて、

このように説明しました。

「私には当時から私の志を引き継ぐにふさわしいと考える

人材が見つかり適任者であるとの思いに至った際には

その方に副市長をとの思いが。

小出氏にも理解いただき2年間という期間でお願いしてきた。

丸2年がたち懸案の重要事業も完成を迎える中で

辞職の申し出があった」

栁田市長は、こう話した上で、

後任については現在調整を急いでいるとし、

「できるだけ早い時期に議会の同意を得るべく

提案したい。」と述べました。

今日の午後4時半からは、

市役所で職員らが集まる中、

小出さんの退任式が行われました。

栁田市長らから感謝と送別の言葉が贈られ、

職員から花束が渡されると、

小出さんは、集まった職員らを前に、

挨拶を述べました。

その中で小出さんは、職員時代から今までを振り返り、

「これまで出会い、全てを支えていただいた方に

ただただ感謝している。」と話し、

「これから小諸市は市民協働による

新たなまちづくりを進めることになる。

一市民としてその一翼を担えればと思う。」と述べた上で、

議員、職員らに感謝とお礼の言葉を伝えていました。

小出さんの挨拶に、

集まった職員からは温かな拍手が送られていました。