1月27日は、童謡の3大詩人と言われた
野口雨情の命日です。
小諸にも縁があることから、
26日(月)には菱野温泉薬師館で「雨情忌」が行われました。
野口雨情は、
「しゃぼん玉」や「十五夜お月さん」といった童謡を作詞した、
明治時代の詩人です。
出身は、現在の茨城県北茨城市ですが、
民謡作りの旅として3回小諸市内の菱野温泉を訪れ、
「小諸小唄」や「菱野小唄」を作りました。
菱野には、雨情の詩が書かれた石碑が、
区内の4箇所に建てられています。
雨情忌は、市民有志らによる「小諸野口雨情会」の主催で
平成3年から毎年行われているものです。
この日は関係者などおよそ30人が集まり、
雨情について書かれた本を読んだり
花を手向けたりして雨情を偲んでいました。
また、小諸野口雨情会を代表して二人が、
亡き雨情を想って詠んだ俳句を捧げました。
続いて、市内の女性有志による「コール・フローラ小諸」が
雨情作詞の童謡をはじめ11曲を披露。
会場には、女性たちの柔らかな歌声が響き渡っていました。
会の最後には、
集まった全員で歌を歌う場面も見られ、
皆雨情の世界に引き込まれているようでした。