小諸商業高校で毎年行われているスマイル小商店街が

今年も18日と19日にわたって開かれ、大盛況となりました。

 

この「スマイル小商店街」は、

小諸商業高校の恒例イベントとして

6年前から行われているものです。

校内全体を商店街に見立て、

生徒たち自らが仕入れた物品を販売するという

商業高校ならではの販売実習の場となっています。

開催にあたっては、

生徒や教職員が一人2000円ずつ出し合って

模擬株式会社を設立。

株式会社には社長や副社長などの取締役をはじめ、

経理や営業などの部を設けて、

役割分担をしながら生徒たちが準備を進めてきました。

毎年大盛況のこのイベント。

今年も初日から多くの人が訪れ

どのコーナーも賑わっていました。

また、会場内には、小学生と共同で運営する

店舗も設けられました。

小諸商業高校では、3年前から坂の上小学校、

そして一昨年から水明小学校と連携した学習を進めています。

連携授業では、販売や流通の流れについて

小学生も一緒に学んできており、

この日も様々な形で店舗の運営を手伝う小学生の姿が見られました。

その他会場には、小諸市の姉妹都市である

滑川市の高校生が運営するブースも設けられ、

訪れた人たちは、

小諸にはない海の幸などを買い求めていました。

一方、地域の子どもたちで賑わっていたのは

「キッズワーク」のコーナーです。

ここでは、校内の一部を街に見立て、

様々な店で働いたり、

働いて得たお金を使って買い物をしたりすることができます。

子どもたちは興味のある業種を選ぶと、

高校生たちに教わりながら熱心に取り組んでいました。

また、キッズワークの会場の一角では、

地域交流イベントとして近隣地域の幼稚園児らによる

発表会も行われました。

保護者たちが見守る中、

子どもたちは元気なパフォーマンスを披露し、

イベントに華を添えていました。

2日間にわたって開かれたこのスマイル小商店街。

年々訪れる人の数も増え、

恒例イベントとして定着していっているようです。