現在、市立小山敬三美術館では、 美術館を設計した村野藤吾(むらの・とうご)さんの 設計図を展示する 「村野藤吾 設計図展」を開いています。 小山敬三美術館は、画伯の作品だけでなく、 曲線の美しさや坂の町・小諸になじむように 斜めに設計された床など、建物自体にも魅力があります。 竣工の翌年である昭和51年には、毎日芸術賞を受賞しました。 設計した村野藤吾(むらの・とうご)さんは、 日本を代表する建築家で文化勲章も受章した人物です。 村野さんによる小山敬三美術館の設計図の 原本は残っていないため、 美術館で保管していた青焼きの資料が 重要な資料として展示されています。 この設計図を今後も長期的に美しい状態で保存していこうと 今回青焼き資料の焼き直しを行われ、 展覧会が実現しました。 展覧会では、青焼きの設計図のほか、 白黒に焼き直された設計図、 それに建物の写真などを見比べて 楽しむことができます。 この展覧会は、11月3日まで 小山敬三美術館第二展示室で開かれています。 今回の展覧会も、見応えがありそうですね。 皆さんも期間中、お出かけになってみてはいかがでしょうか。