市内和田出身で、現在、信州大学工学部在学中の

甘利大斗さんが、

自転車のトライアル競技で

全日本の強化指定選手に選ばれ、

今月2日からノルウェ―のリレハンメルで開かれる

世界自転車競技連盟主催の

トライアル世界選手権に出場します。

世界選手権を間近に控えた28日(金)

甘利大斗さんは、父親の昇さんと共に市役所を訪れ、

栁田市長と土屋教育次長に、

世界選手権出場を報告しました。

甘利さんが取り組んでいる自転車のトライアル競技は、

オートバイのトライアルを下地にヨーロッパで生まれた競技です。

コースの中に、セクションと呼ばれる、

障害物のある採点区間が設けられており、

持ち時間の中で、自転車のまま採点区間を乗り越え、

減点の少ない選手が勝者となります。

父親の指導の下、3歳からバイクトライアル競技を始めた、甘利さん。

小学校5年生の時に世界大会に出場して以来、

国内外の大会で常に上位の成績を収めてきました。

大学に進学した今年は、

19歳以上のトップクラスの選手たちが参戦する

「エリート」の部で

全日本選手権に出場。

自分よりも経験値のある大人たちと同じ土俵に上がった

最初の年となりましたが、

全日本4位と好成績を残し、

エリートの部最年少で世界選手権への出場権を手にしました。

普段は大学のある松本に住んでいるため、

週末のたびに小諸に戻って

練習を積んでいるという甘利さんですが、

現在は夏休みのため、実家に帰ってきており、

毎日2時間程度練習を行い、

世界戦に向けて調整に励んでいます。

世界選手権は、9月2日から6日までの日程で、

ノルウェ―・リレハンメルで開催。

甘利さんが出場する「エリート」のクラスは、

高校生が出場できる「ジュニアの部」に比べ、

障害物の高さが高くなり、

コース全体の距離も長くなるため、

これまで以上に難易度があがります。

最年少で世界トップクラスの部の戦いに挑む甘利さん。

およそ30人ほどの選手が出場する中、

決勝に残れるのはわずか10人程度と

狭き門となります。

栁田市長の激励を受けると、

「決勝に上がれるように頑張りたい。」と

意気込みを語っていました。