3日(日)、ベルウィンこもろでは、

小諸市の将来を考える

「まちづくり市民フォーラム」が開かれました。

小諸市では、まちの将来像を掲げ、

それを実現させるための方策をまとめた

第5次基本構想の策定に向けて動いています。

このフォーラムは、

第5次基本構想について市民と共に考えようと開かれたもので、

会場には多くの市民が集まりました。

はじめに講壇に立ったのは、三重県議会議員、衆議院議員、

それに三重県知事をこれまで歴任し、

現在は早稲田大学大学院の教授を務めている

北川正恭さんです。

北川さんは、これからは超高齢化社会がやってくると話し、

未来の小諸について次のように述べました。

続けて北川さんは、2020年の東京オリンピックは

長野県にとっても大きなチャンスだと話し、

東京が一人勝ちしないように、

小諸も今のうちから動き出す必要があるなどと

自身の考えを述べていました。

また、これからは、行政ではなく、

住民たちが地域を作っていくという意識が必要だと話し、

今後小諸市が予定している

「まちのお宝」を記したガリバーマップの作成に

多くの人が参加することで、

小諸から長野県、日本を変えて欲しいと呼びかけていました。

続いて、5月から7月まで全5回の日程で開かれた

市民を対象にした まちづくり学習会について

報告が行われました。

報告に立ったのは、

早稲田大学マニフェスト研究所の次席研究員で、

これまでの学習会で講師を務めていた中村 健さんです。

中村さんは、「今、小諸市の最上位の計画が

生まれ変わろうとしている」と話し、

今回の第5次基本構想は、小諸市の将来像について

市民と一緒に考える大きなチャンスだと述べていました。

また、学習会に参加した市民らも報告に立ち、

学習会の印象や、自身が感じたことなどについて

説明していました。

この日の最後には、会の冒頭に講演を行った

北川教授をコーディネーターに、

パネルディスカッションも行われました。

ディスカッションでは市長や市民らがパネリストを務め、

それぞれの立場から活発な意見交換を行ったということです。