29日(日)、赤坂区民会館では、

毎年恒例のふれあい給食会とあわせて、

健康講話が行われました。

この日は区内に住む75歳以上の区民など

およそ40人が集まり、

理学療法士の中村崇さんを講師に

「認知症の予防」について学びました。

この会は、毎年年に2回開かれている

ふれあい給食会の食事前の時間を利用して、

参加者の健康増進に役立てようと

今回初めて企画されたものです。

各地で講演を行っている中村さんの評判を聞き、

是非赤坂でも開いてほしいと依頼して

今回の会が実現しました。

中村さんは佐久市臼田の出身で、

26年前からリハビリの専門医として

介護予防の大切さについて広める活動をしています。

かつては小諸や佐久を拠点に活動していましたが、

最近では介護予防の重要性が見直され、

東京など関東エリアにもその活躍の幅を広げています。

講演の中で中村さんは、認知症にならないためには

頭を使うことが大切だとした上で、次のように話しました。

続けて、認知症予防に効果的な体操を紹介し、

集まった人たちは楽しみながら皆で身体を動かしていました。

また、会の中では、認知症の予防に大切な要素について

皆で確認する場面も見られました。

中村さんは、「目標を持ち積極的に外出することが

認知症の予防につながるので、

『6年後の東京オリンピックに行きたい』などと

具体的な目標を持ちましょう」と呼びかけていました。

集まった人たちは、ユーモアあふれる中村さんの語り口に

度々声を上げて笑い、

会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。