懐古園で草笛を通して、

人々の心を癒してきたことで知られる

草笛禅師 横山祖道さんが
           
亡くなってから、今年で34年です。

命日の6月16日の前日である

15日(日)には、

有志らによる

「横山祖道さんを偲ぶつどい」が、

懐古園馬場にある、

ささやぶのもとで行われました。

この日は、県内をはじめ、福岡県や兵庫県など、

全国各地から、草笛愛好家およそ60人が参列しました。

横山祖道さんは、昭和33年から22年間、

懐古園で毎日のように座禅を組み、

説法の代わりに、草笛で人々の心を慰めてきました。

この集いは、草笛禅師 横山祖道さんが遺した

草笛の文化を伝えて行こうと、

有志で作る「祖道さんを偲ぶ会」が、
  
毎年、祖道さんの命日である

6月16日近くに開いているものです。

この日は、

祖道さんの唯一の弟子である

柴田誠光さんも参列し、

祖道さんを偲んで挨拶を述べました。

その中で柴田さんは、

「師は懐古園を最後の修行道場にした。

人間の誰もが持っている思いやりの心や優しさを出せば、

自分も人も皆幸せになれるという教えを

草笛を通して説いた。」などと

話していました。

続いて、献花が行われ、

参列者1人1人が祖道さんの追悼碑の前で

順番に花を手向けました。

また、祖道さんが作った曲、「くさぶえ悲し」と「山ざくら」が

草笛愛好家らによって演奏され、

参列者らは、草笛の哀愁漂う音色に包まれながら、

祖道さんを偲んでいました。