11日(日)、小諸市動物園では

今年で58回目を迎える恒例の写生大会が開かれました。

この写生大会は、園内の動物に親しんでもらおうと、

園児から中学生までの子どもたちを対象に

小諸市動物園が毎年この時期に開いているものです。

晴天に恵まれたこの日、小諸市をはじめ東信地域から

家族連れや中学校で美術部に所属している生徒など

およそ250人が参加。

それぞれ好きな動物の前に座り、

思い思いに動物の姿を描いていました。

毎年愛らしい姿で人気を集めているペンギンや、

去年秋に小諸市動物園にやって来たポニーなど

人気の動物の前には特に多くの人が集まり、

真剣な表情で動物を見つめながら

デッサンをする子どもたちの姿が見られました。

中でも多くの子どもたちの絵のモデルとなっていたのは、

ベニコンゴウインコです。

人目を引く鮮やかな羽根の色を表現しようと、

絵の具やクレヨン、パステルなど、様々な画材を使用して、

皆、目を輝かせながら作品づくりに取り組んでいました。

50年以上続く小諸市動物園の写生大会。

保護者の中には、

自身も子どもの頃に参加したという人もいて、

懸命に絵を描く子どもたちにアドバイスを送るなど

親子そろって大会を楽しむ姿が見られました。

絵を描くためにじっくりと動物を観察するこの写生大会は、

参加した子どもたちにとって、

動物と親しむ良い機会となったようです。

今回応募された作品は、今月26日に審査が行われ、

入賞作品は8月16日から31日までの日程で

市立小諸高原美術館・白鳥映雪館に

展示される予定となっています。