いよいよ夏山シーズン到来です。
10日(土)、浅間山の登山口となっている天狗温泉浅間山荘前では、
山開きに合わせた記念セレモニーが開かれました。
好天に恵まれたこの日は、
去年より多い700人の登山客が、全国各地から訪れました。
大浅間火煙太鼓保存会のメンバーの
力強い演奏で山開きのセレモニーが始まり、
登山客たちは、演奏と共に気持ちを高めているようでした。
太鼓の演奏に続いては、開山式が行われ、
小諸市観光協会の大西崇弘会長は、
「山登りは下山するのが大変です。皆さん怪我をしないように登山を楽しんでください」
と話していました。
また、柳田市長と山岸県議会議員も挨拶に立ち、
登山客たちに、浅間山の自然に感謝しながら、
安全に登山することを呼びかけていました。
開山式が終わると、しめ縄カットが行われました。
登山客たちは、登山道の入り口で
山開き参加記念の絵馬とお神酒を受け取り、
勢いよく登山道を登って行きました。
浅間山は現在噴火警戒レベル1まで引き下げられていて、
火口から500メートル地点の前掛山まで登ることができます。
この日は快晴となり、子どもからお年寄りまで
皆、自然を楽しみながら笑顔で登山を満喫しているようでした。
今年は、前日の10日に、
標高2000m以上の地点で雪が降ったため、
登っていくにつれて雪が残っている場所もあるそうですが、
登山道は整備されているため、安全に登山を楽しめるということです。
また、登山口の周辺には、登山を終えた人たちを労うための屋台が出され、
大きな鍋に豚汁が用意されていました。