現在、小諸高原美術館では、
今年市内の小学校を卒業した子どもたちの自画像が展示されています。
この作品展は、自分たちが住む地域の美術館に作品を出品することで
美術館を身近に感じてもらおうと、今回初めて企画されたものです。
「20年後のわたしへ展」と題して行われた作品展には、
市内6つの小学校の6年生から398点の自画像が寄せられました。
会場には、水彩画や版画、鉛筆画など、
学校ごとに特色のある作品がずらりと並べられています。
自画像の背景に自分の好きなものを描いた作品も多く、
個性あふれる作品展となりました。
また、子どもたちが自分の将来について考えるきっかけにしようと、
それぞれの絵には「20年後の自分に向けたメッセージ」や、
「将来の夢」が添えられています。
その他、会場の中央には、およそ20年前の6年生の作品も展示されました。
これは、かつて学校教諭だった小諸高原美術館の
小林秀夫館長の教え子の作品で、これまで20年間、館長の自宅で保管されていたものです。
こちらの作品にも、当時の子どもたちの夢が添えられており、
時代の流れを感じる展示となっています。
小諸高原美術館で開催中の「20年後のわたしへ展」は、
来月20日まで開かれています。
観覧料は無料となっていますので、
是非みなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか。