依然として厳しい状況が続く新卒者の就職状況を受けて、

ハローワーク佐久では、卒業までに一人でも多く就職できるよう

支援を行っています。

6日(木)には、今年3月に大学や短大などを卒業する新卒者と、

既卒者を対象とした就職面接会が佐久市内のホテルで開かれました。

 

この面接会は、佐久地域を管内とするハローワーク佐久が、

今年3月に大学や短大、専門学校などを卒業する新卒者と

既卒者を対象に毎年開いているものです。

学生の就職率の向上や、地元への就職促進を目的に、

今年は、佐久・小諸地区の企業33社がブースを設けました。

長野労働局によりますと、

今年、県内の大学や短大などを卒業する

新卒者の就職内定率は76.9パーセントと

前年度から2.1ポイント下回っています。

また、ハローワーク佐久管内の有効求人倍率は今年1月の時点で0.94倍となっており、

依然として厳しい状況が続いています。

そんな中、今年の面接会では

公共工事などが増加したことを背景に、

建設や土木関係の企業の参加が増加。

また、若手の労働力を期待する介護・福祉事業所など、

サービス産業の参加も多く見られました。

各ブースでは、優秀な人材を確保しようと、

企業の採用担当者たちが

参加者一人一人に業務内容などを熱心に説明する姿が見られました。

一方、参加者たちは、

就職を希望する地元企業の担当者から

直接話しを聞けるチャンスとあって、

皆、緊張した表情を浮かべながらも

積極的に各ブースを回っているようでした。