去年1年間、閉館中の「渥美清こもろ寅さん会館」の存続に向けた署名活動や、
活用に向けたワークショップを開くなどの活動を行ってきた
「コモロ寅さんプロジェクト『いつもココロに寅さんを♪』」通称「ココトラ」が、
16日(木)に本町のそば七で総会を開きました。
この日は「ココトラ」のメンバーなどおよそ20人が参加しました。
始めに挨拶に立った代表の一井正樹さんは、
「寅さん会館存続の危機の際は辛く大変だったが、存続が決まり、皆さんには感謝したい。」
と述べた上で、
「寅さんの心のふるさと「小諸」の復活に向け、一丸となって頑張りましょう。」などと
メンバーらに呼びかけていました。
「渥美清こもろ寅さん会館」は、去年5月、市が運営会会社から、
会館建物と展示物の寄付を受けており、
今後は今年1年かけて、活用方法を市民参加で検討していくことになっています。
「ココトラ」では、去年・年末に、「渥美清こもろ寅さん会館」の活用策を市に提案しており、
この日の総会で報告と説明が行われました。
この提案は、寅さん会館に残る展示物と、休館中の郷土博物館の資料の展示、
それに、アニメ「あの夏でまってる」通称「なつまち」関連の交流スペースを設ける他、
すでに地下のやすらぎ会館を、映画館として活用する方針を市に提案している
小諸フィルムコミッションの案を含め、寅さん会館を、市の映像文化拠点として集約し
複合施設として活用していくというものです。
代表の一井さんは、「いろいろな目的が集うことで、相乗効果が生まれるのではないか。」と
この構想案についての考えを述べていました。
この日の総会には、小諸フィルムコミッションの関係者と、
なつまちおもてなしプロジェクトのメンバーも出席し、
「ココトラ」の提案について意見を交わしました。