12日(日)、年始めの恒例行事平成26年の「小諸市消防出初式」が、

文化センターを会場に行われました。

 

今年の小諸市消防出初式には、市の消防団員などおよそ700人が出席しました。

訓示に立った栁田市長は、消防団の日頃の活動に敬意と感謝を表した上で、

「社会環境の変化に応じた、消防力の充実・確保に傾注していきたい」と述べ、

災害のない安全安心なまちづくりに向けた決意を新たにしていました。

また、塩川克巳団長は、

「予防できる災害はたくさんある。少しでも被害が小さくなるよう、

日頃から訓練をお願いします。」と、団員らに呼びかけていました。

式典では、長年に渡り、消防活動に貢献した団員らの表彰が行われました。

この中で、塩川浩次(ひろつぐ)副団長が、

勤続26年で日本消防協会から功績章を受章したことが紹介された他、

2人の分団長が、同じく日本消防協会から表彰を受けたことが紹介されました。

その他、日頃の消防活動に対して評価を受け、

小諸市消防団が長野県消防協会長表彰として、優秀章を受章。

また、多くの団員が、県や北佐久消防協会、市消防団から、

永年勤続表彰など各種表彰を受賞しました。

一定期間無火災に努めた分団にも表彰が贈られています。

長野県消防協会から、勤続19年で功績章を受賞した、

第4分団 分団長の望月良行さんは、受賞者を代表して挨拶に立ち、

「今後も、小諸市の安全のために消防活動に打ち込んでまいりたい。」などと

謝辞を述べていました。

この日は式典に続いて、

会場となった文化センター前の道路で恒例の「分列行進」が行われました。

団員たちは、市長の観閲の下、表情を引き締めながら、

堂々と、息の合った行進を見せていました。

団員たちの行進に続いて、各分団の積載車や消防自動車、

それに高規格救急車や35m級のはしご車などが列を連ね、

訪れた人たちを楽しませていました。

また、野岸幼稚園の園児たちで作る「幼年消防クラブ」の子どもたちも、

専用の法被や消防服に身を包んで元気に行進。

市長らの前で堂々と、火災予防の誓いの言葉を披露しました。

小諸市内の去年1年間の火災発生件数は35件で、

前の年に比べて、12件多くなっています。

中でも野火火災が増えているということで、

小諸市消防団では、今年も地域の予防消防活動に力を尽くしていきたいとしています。