小諸市では、
小諸厚生総合病院と市役所庁舎などを
現在の市役所敷地一帯で整備する計画に伴い、
来年3月から新庁舎などの着工に入る予定で、
今年度から実施設計を行っています。
15日(日)には、市民向けに、
この実施設計の報告会が、
市役所で行われました。

この日は栁田市長も出席する中、
市民らおよそ20人が集まり、
市側が、新庁舎や新図書館などの実施設計の内容や、
事業費について説明を行いました。

そのうち、新しい市庁舎は、4階建てて建設され、
延べ床面積はおよそ7290平米。
1階から3階は市役所、
4階部分は議会用のスペースとなる計画です。

また、図書館とコミュニティスペースは、
市庁舎と繋がる形で2階建てで建設され、
延べ床面積はおよそ3800平米。
1階部分が図書館、
2階部分がコミュニティスペースとなる予定です。

市民が多く利用する図書館は、
開架図書が10万冊、閲覧席は150席を予定。
全体の配置は静と動の二つのゾーンに分け、
木質で自然光が差し込む温かみのある空間とする計画です。

また、コミュニティスペースには会議室などの供用スペースの他、
多目的ホールが設けられます。
多目的ホールは、様々な用途に使えるよう
舞台は固定式ですが、椅子は可動式となり、
最大で234人収容することが可能となっています。

駐車場は、建物の地下一階と地下二階部分、
それに赤坂の民有地と、
庁舎西側の屋上に設けられ、
全体の台数は500台。
地下駐車場からそれぞれの施設までは、
直通のエレベーターや階段を利用することができます。
そのうち、
西側の屋上からは、病院側に1ヶ所、
連絡通路が設置される計画です。

なお、計画にかかる総事業費は、
73億8400万円となる見込みで、
9月の中間報告会時点よりも2億5000万円ほど
増額となることが報告されました。

これは、地盤改良工事が必要になったことや、
資材単価が上がったこと、
その他、機械警備や小諸学校跡地記念碑の
移設料など、
別途工事が必要になったことによるもので、
市側は市民らに理解を求めました。

また、この日は、
新庁舎などの整備にあたり、
隣接する小諸厚生総合病院と共同で、
エネルギーを供給する事業を行う計画であることが
報告されました。
民間事業者に設置から運用までを委託し、
小諸厚生総合病院とエネルギーの相互利用を
実施することで、
スケールメリットを活かして、
コスト縮減を図ることが可能となることから、
小諸市では、
来年1月に県厚生連との間で協定を結び、
この事業を運用していく民間事業者を
選定していく方針です。

この日はこの他、小諸厚生総合病院側も出席し、
現段階まで進んでいる整備計画について報告を行いました。
現在基本設計を行っている小諸厚生総合病院は、
来年度から実施設計に入り、
庁舎竣工後、平成27年10月から
建設に入っていく計画で、
平成29年度中の開院を目指しています。

なお小諸市では、新庁舎整備にあたり、
現在建設事業者への公告を行っており、
来年1月31日に入札を実施して、
建設業者を決定することになっています。
着工は来年3月で、竣工は平成27年6月の予定です。

いよいよ来年3月から市庁舎の建設が始まります。
CTKではこの日の報告会の模様と、
小諸厚生総合病院の現段階までの整備計画の
詳しい内容について、
21日(土)の午後8時から放送します。

詳しい内容についてはぜひこちらの放送をご覧ください。