22日(金)、小諸厚生総合病院では、2012年9月に産婦人科を再開してから

100例の分娩を達成したことを記念して職員に向けた講演会が開かれました。

 

この日の講演会はチーム医療をテーマに開かれ、産婦人科だけでなく

幅広い分野の医師や看護師などの職員が集まりました。

講師を務めたのは、金沢大学産婦人科の土肥聡(どひ・さとし)医師です。

小諸厚生総合病院では、産婦人科医の不足から

3年間分娩を受けることができない状況でしたが、

2012年4月に産婦人科に医師が1人着任し、9月から分娩の受け入れを再開しました。

それからおよそ1年が経ち、今年10月には、

産婦人科の再開から100人目の赤ちゃんが誕生。

これを記念して、職員の志気を高めようと今回の講演会が開かれました。

土肥医師はスライドや動画を使い、実際の症例や自身の経験を例に上げて

チーム医療とはなにかを丁寧に説明していました。

集まった職員たちは、時折メモを取るなどしながら真剣な表情で講演に耳を傾けていました。

小諸厚生総合病院では、来年1月に産婦人科医を1人増員する予定ということで、

産婦人科の倉沢剛太郎(くらさわ・ごうたろう)医師は、

「安全性、満足度の高いお産を、少ないマンパワーで実現させるために、

これまで以上によりよいチーム作りを目指していきたい」と話していました。