2日と3日の2日間に渡って、文化センターを会場に開かれていた第27回小山敬三記念

「浅間山絵画フェスティバル」。

 

2日目となった3日(日)には、表彰式が行われました。

小諸市内を中心に活動している団体によるパフォーマンスで幕を開けた今年の絵画フェスティバル。

会場となった文化センターのホールには、多くの親子連れが集まりました。

冒頭挨拶に立った、小諸青年会議所の山浦喜彦(よしひこ)理事長は、

「ふるさとのシンボルである浅間山を愛し、多くの作品を残した小山敬三画伯に続く人材を

育成するとともに、子どもたちに小諸を好きになってもらいたいという想いで企画した」と話し、

多くの作品を出展してくれた子どもたちへお礼の言葉を述べていました。

また、審査委員長を務めた、第一美術会会員の桶田明夫(おけた・あきお)さんは、

「すばらしい作品が多く、選考には随分悩んだ」と話した上で、

「絵の中から皆さんの顔や息遣いをひしひしと感じた」などと総評を述べていました。

続いて特別賞などの表彰が行われ、子どもたちに賞状や記念品が贈られました。

堂々と賞状を受け取る子どもたちに、会場からは温かな拍手が送られていました。

この絵画フェスティバルは、小諸出身の洋画家小山敬三画伯の功績をたたえ、

第2の小山画伯の発掘を目指して小諸青年会議所が開いているのもで、今年で27回目を数えます。

ふるさとの山「浅間山」を題材に絵を描くことで子どもたちの郷土愛を育もうと、

市内全ての小中学生を対象に作品の募集をしており、今年はおよそ1160点の作品が寄せられました。

その中から事前の審査で、市長賞などの特別賞に14人、金賞から銅賞までの各賞に

139人が選ばれています。

今年の浅間山絵画フェスティバル、最優秀賞となる小諸市長賞に輝いたのは、

野岸小学校4年の小林 楓(こばやし・かえで)さんの作品、「がんばった応援団」です。

続く、小諸商工会議所 会頭賞は、東小学校3年の 吉野綾花(よしの・あやか)さんの作品、

「空を飛んで家族をさがすさぶろう」です。

そして、小諸青年会議所 理事長賞は、東小学校2年の重田倖志(しげた・こうし)くんの作品、

「ザリガニ」となりました。

一方、会場外の駐車場には、小諸市内の飲食店や小諸商業高校の生徒たちによる

飲食屋台が設けられ、昼時には多くの人で賑わっていました。