10日(木)、ベルウィンこもろでは、小諸市高齢者クラブ大会が開かれ、

高齢者クラブの会員らのダイヤモンド婚や金婚の表彰式が行われました。

 

この日行われた大会には、およそ250人の会員が参加しました。

式では大会長を務める高齢者クラブ連合会会長の宮内文雄(みやうち・ふみお)さんが挨拶に立ち、

「それぞれの人生への思いが詰まった賞になると思います。これからも健康に留意して

生活を送ってください」と会員らに呼びかけました。

続いて、『三夫婦(みふうふ)』の表彰や、『ダイヤモンド婚』の表彰、それに、『金婚』や『米寿』の

表彰などが行われました。

『三夫婦』とは、三世代の夫婦が同一世帯に同居している人たちのことで、1組の家族が受賞しました。

続いて、結婚して60年を迎える『ダイヤモンド婚』の表彰が行われ、今年は17組の夫婦が受賞。

また、29組の夫婦が、結婚して50年を迎える『金婚』の表彰を受け、

新町区の甘利芳夫(あまり・よしお)さんと、けさ子さんが、受賞者を代表して、

宮内会長から、表彰状を受け取りました。

ダイヤモンド婚の表彰を受けた森山区の金井敏次(かない・としつぐ)さんは、

受賞者を代表して挨拶に立ち、表彰への感謝の言葉を述べた上で、

今後の目標について次のように話しました。

この日は、この他にも、クラブの運営に力を注いだ人や、米寿を迎えた人たちが、表彰を受けました。

表彰式に続いては、佐久市にある大林寺(だいりんじ)蕃松院(ばんしょういん)の住職、

増田友厚(ますだ・ゆうこう)さんによる記念講演が行われました。

 

「今ここで心豊かに生きる」というテーマの下講演を行った増田さんは、

「人間は、生まれることや、病気それに老いや死を避けて通ることはできないが、

与えられた命をどう活かすかが大切だ」と話しました。

また、増田さんは、「人の話を否定せずに良く聴いたり、他人の親切を有難く受けるようにしています」と

自身が生活の中で大切にしているものについて話しました。

会員たちは、歴史上の人物や自身の経験を交えながら、テンポ良く進められる増田さんの話しを

真剣な表情で聞いていました。