小諸市では、この7月から小諸の魅力をPRするアニメの制作事業を始めています。

 

原画は、小諸市在住の漫画家、小山田いくさんで、小諸市から委託を受けたアニメーションディレクターが、

公開で制作しています。

公開制作が行われているのは、相生町のスクランブル交差点角にある「こもろ・旅カフェ」です。

この取り組みは、小諸をアニメーションで広くPRしていこうと、小諸市の魅力発信事業として

スタートしたものです。

もともと、小諸市在住の漫画家、小山田いくさんのファンだったことから、

小山田さんとのコラボレーションによってアニメ制作を進めていた

東海大学国際文化学部准教授の伊地知活彦さんが小山田さんの原画によるアニメで

小諸をPRしていかないかと市側に提案。

小諸市が、国の緊急雇用創出事業の補助金を活用し、

伊地知さんが経営する制作会社に制作を委託する形で行われることになりました。

伊地知さんのゼミのOBで、アニメーションディレクターの伊藤真成人(まなと)さんが、

小諸市に住民票を移し制作にあたっています。

アニメーション化されるのは、小山田さんがこのために描き下ろしたキャラクター「こもろすみれ姫」です。

江戸時代から現代の小諸にタイムスリップした「こもろすみれ姫」が、小諸の歴史を紹介する内容で、

脚本も全て小山田さんの書き下ろし。

3分から5分のアニメになる予定です。

伊藤さんは小山田さんの原画を、パソコンを使って動画にする作業を行っており、

「フェイスブック」や「ツイッター」などでも制作過程を公開しています。

週に2回は打ち合わせを行い、互いの意思疎通を図りながら制作を進めている原作者の小山田さんと、

制作者の伊藤さん。

完成は来年1月の予定で、公開後は多くの人に見てもらい、小諸のPRに繋げていきたいと話しています。

 

去年はアニメ「あの夏で待ってる」通称「なつまち」で盛り上がった小諸市。

今もなつまちファンが足しげく小諸を訪れており、新たな観光客の獲得にも繋がってきています。