21日(金)、鴇久保区では行政懇談会が開かれ、区の代表者と市の関係者らが、
区で抱えている課題について話し合いをしました。
この日はまず、栁田市長や井出英孝(いで・ひでたか)区長をはじめ、区と市の関係者らおよそ25人が、
区内の視察を行いました。
一行はまず、ビオトープの視察に向かいました。
このビオトープは地域の子どもや高齢者クラブのメンバーらが、田植えを行うなど、
区では非常に大切な交流の場となっています。
続いて一行は、老朽化の進む消防屯所へと足を運び、傷んだ家屋の視察を行いました。
栁田市長をはじめとする市の関係者らは、区の役員らの話に耳を傾け、
家屋の傷み具合などを実際に目で見て確かめていました。
視察が終わると、鴇久保公民館で行政懇談会が行われ、
皆で、区の抱えている様々な課題について話し合いを行いました。
鴇久保区では、雨が少ない状況が続いていたことから、干ばつによる農作物への影響や水の確保が
非常に深刻な問題となっています。
区内にあるため池が水漏れを起こすようになってきている現状もあり、
区長らは今後の干ばつ対策について、市の関係者らにアドバイスを求めるなどしていました。
また、今年で築73年を迎える消防屯所の、老朽化問題については、
新しい消防屯所を建設する場合の建設費用などについて話し合っていました。
懇談会では、その他にも、防犯灯の設置の希望や、通学路の安全確保の要望など
様々な議題について話し合われました。
区民から投げかけられる質問や要望に対し、市の関係者らも一つ一つ丁寧に答えるなど、
互いに区の課題を共有し、解決策を探っていました。
この日行われた行政懇談会は、鴇久保区や市にとって、良い意見交換の場となったようです。