25日(月)、地域農業の発展などを目指して活動している
「農村女性活動推進委員会」の活動発表会がコミュニティセンターで開かれました。
この日は、農村女性活動推進委員会の会員を始め、農業関係者などおよそ45人が集まりました。
会ではまず始めに、推進委員会の美齋津順子会長が挨拶に立ち、
「2年間の活動を通して、農村女性の役割の大切さや仲間がいてこそ良い活動が出来ることを
実感した」と話しました。
農村女性活動推進委員会は、地域農業の発展と農村女性の活動を応援し推進しようと
平成9年に設けられた団体です。
委員は区長の推薦を受けた女性を中心に35人で構成されていて、
2年の任期中には、農村をより活性させようと視察研修や調理講習などを実施しています。
委員らはグループごとに、この2年間で取り組んできた活動の成果を発表しました。
そのうち、市内8ヶ所の直売所を巡ったグループは、「フルーツの種類が豊富」など
各直売所の特徴を紹介しました。
また、直売所ならではの特産品やおすすめ商品の説明では、
周りの委員らに商品の写真を見てもらうなど、より分かりやすく紹介する工夫も見られました。
更に報告のまとめでは、次のように述べていました。
このほか、伝統食や地産地消レシピの紹介など委員らは、各グループごと思い思いに
活動を報告していきました。
発表に続いて、懇談会として意見交換の場が設けられました。
3つのグループに分かれた委員らには、「未来を描く私たちの農業」・「支え合うふるさとづくり」・
「温かみのある暮らし」の3つのテーマが割り振られ、グループごとに意見を交わしました。
そのうち「未来を描く私たちの農業」について話し合ったグループでは、
「より多くの若い人たちに農業に参加してもらいたい」といった声や、
「加工する過程の人たちとも協力してはどうか」といった声が上がっていました。
委員らは、仲間の意見を聞きながら、作り手と消費者が今後、
農業にどのように関わっていけばいいかについて真剣に考えている様子でした。