24日(日)、ベルウィンこもろでは小室節保存会の平成25年度の総会が開かれました。
小室節は、今から1千年以上前、奈良時代末期に誕生したといわれる郷土の民謡で、
平成6年に小諸市の重要無形文化財に指定されています。
小室節保存会は、およそ30年前に正調小室節を後世に正しく伝えていこうと結成されたもので、
現在はおよそ40人の会員が講習会や地域の祭りへの参加を通して普及活動を進めています。
この日の総会には、会員24人が出席し、昨年度の活動報告や今年度の活動計画などを協議しました。
保存会では、これまで千曲小学校のみで小室節の指導を行っていましたが、
昨年度は、新たに美南ガ丘小学校と芦原中学校を加えて、計3校で小室節の学習活動を行っています。
会では、今年度も小室節の形を崩すことなく普及させ、
次世代に繋がる活動を進めていくことを皆で確認しました。
また、役員の改選が行われ、昨年度に引き続き、中山喜重(きよしげ)さんが
会長を務めることが決まりました。
総会の最後には、免許状授与式が行われ、小室節の免許試験に合格した3人へ
中山会長から免許状が手渡されました。
免許状を受け取った合格者らは、改めて気を引き締めている様子でした。
総会が終わると、会員同士の交流会が行われ、会員らは食事と共に、仲間との会話を楽しんだりして、
親睦を深めている様子でした。