振り込め詐欺などの被害手口が巧妙化する中、今年に入り、長野県内では、
特殊詐欺被害が多発しています。
これらの被害を未然に防ごうと、小諸警察署と小諸市防犯協会連合会の女性部では、
15日(金)に、市内の銀行で広報啓発活動を行いました。
この日は、小諸警察署の署員や、小諸市防犯協会連合会女性部の会員など10人が、
市内荒町のけんしん小諸支店と八十二銀行小諸支店の2ヶ所に分かれて、広報啓発活動を行いました。
長野県内では、今年に入り、株式の購入などを持ちかける「もうかります詐欺」や、
警察官などを騙り「キャッシュカードを預かります」などと言ってだます「受け取り型詐欺」と言った、
「特殊詐欺」による被害が、わずか1ヶ月の間に9件発生しており、
被害総額が1億円を超える異常事態になっています。
小諸市内でも、実際の被害こそありませんが、
同様の手口による電話がかかってきたとの相談も数件寄せられており、
今回の活動は、被害を未然に防ぐために行われたものです。
今年初の年金支給日となったこの日は、入れ替わり立ち代り多くの人が銀行を訪れ、
防犯協会連合会女性部の会員らが、特殊詐欺の手口を紹介したチラシと、
被害防止を呼びかけるティーバッグを手渡し、注意を呼びかけました。
また、けんしん小諸支店では、チラシを拡大したポスターを、待合ロビーから見える位置の掲示板に貼り、
警戒を強めていました。
小諸警察署と小諸市防犯協会連合会では、今後も引き続き、年金支給日などに合わせて、
広報啓発活動を強化していくとしています。