6日(日)、年初めの恒例行事平成25年の「小諸市消防出初式」が、行われました。
これまで市民会館ホールで行われていた出初式ですが、市民会館が閉館・解体となったことから、
今年は文化センターホールに場所を変えての開催となりました。
今年の小諸市消防出初式には、市の消防団員などおよそ500人が出席しました。
訓示に立った栁田市長は、
「常に危険と隣合わせにありながらも、市民の生命と財産を守り、
消防の使命を遂行されている消防団員の皆様と共に、
災害のない安全安心なまちづくりに向けて決意を新たにしたい。」と述べました。
また、塩川克巳団長は、
「火災発生件数を1件でも少なくし、また、日頃の訓練によって自然災害を最小限に留めたい。」と
今年の抱負を述べていました。
式典では、長年に渡り、消防活動に貢献した団員らの表彰が行われ、
前団長の塩川英明さんに市長表彰と、長野県消防協会からの感謝状が贈られた他、
小諸市消防団から、塩川さんを始め、昨年退職した消防団員らにも表彰状が贈られました。
また、多くの団員が、日本消防協会を始め、県や北佐久消防協会、また市消防団から、
永年勤続表彰など各種表彰を受賞しました。
一定期間無火災に努めた分団にも表彰が贈られています。
退職者を代表して挨拶に立った、前消防団長の塩川英明さんは、これまでの消防活動に感謝した上で、
「これからは一市民として、それぞれの立場で消防の発展に尽くして行きたい。」と述べていました。
また、長野県消防協会から、勤続21年で功績章を受賞した、
第2分団長の朝倉近志さんは、受賞者を代表して挨拶に立ち、
「1人ひとりは微力ではあるが、これからも力をあわせて消防団活動に努力していきたい。」と
謝辞を述べていました。
この日は式典に続いて、会場となった文化センター玄関前で、恒例の「分列行進」が行われました。
団員たちは、市長の観閲の下、表情を引き締めながら、堂々と、息の合った行進を見せていました。
団員たちの行進に続いて、各分団の積載車や消防自動車、
それに高規格救急車や35m級のはしご車などが列を連ね、訪れた人たちを楽しませていました。
また、野岸幼稚園の園児たちで作る「幼年消防クラブ」の子どもたちも、
専用の法被や消防服に身を包んで元気に行進。
市長らの前で堂々と、火災予防の誓いの言葉を披露しました。
小諸市内の昨年1年間の火災発生件数は23件で、前の年に比べて、14件少なくなっています。
小諸市消防団では、今年も地域の予防消防活動に力を尽くしていきたいとしています。