水明小学校では、
地域の人を講師に招いてのクラブ活動を実施しています。
そのうちの「昆虫クラブ」では、
絶滅危惧種の蝶、ミヤマシジミの飼育に取り組んでいて、
この度、羽化に成功しました。
「昆虫クラブ」には、
4年生から6年生までの11人が所属しています。
講師を務めるのは、
糠地区でミヤマシジミの保全に取り組む宮坂繁さんです。
絶滅危惧種に指定されている「ミヤマシジミ」は、
羽を広げた長さがおよそ2センチから3センチの小型の蝶で、
オスの羽の色は青色、メスは茶色をしているのが特徴です。
クラブ活動初日の5月22日に
「ミヤマシジミ」の食草である「コマツナギ」を
学校の中庭に植える作業を行った子どもたち。
今月9日に7匹のミヤマシジミの羽化が確認されたため、
この日は休み時間を使って、成虫の観察を行いました。
子どもたちは、
色鮮やかなミヤマシジミの姿に夢中になっていました。
今年度のクラブ活動は、残すところあと3回。
今後は、夏休みの間に獲っておいたアゲハ蝶などの
大型の蝶を使った標本作りや、
糠地の宮坂さんの自宅内にある
標本室を見学するということです。