小諸高校の吹奏楽部が

中部日本吹奏楽コンクール長野県大会で

金賞第1位に輝き、

来月8日に静岡県で行われる本大会に

長野県の代表として出場することになりました。

 

 

1、2年生主導の新体制になってから初の大会として挑んだ

「中部日本吹奏楽コンクール長野県大会」。

55人以下の大編成の部に部員44人で挑戦し、

堂々の金賞第1位を獲得しました。

これにより、

3年ぶりに長野県代表として、本大会に出場します。

 

金賞を掴んだ喜びを語るのは、

今大会から新部長を務める2年の油井桃花さんです。

新体制となったのは、なんと大会の1週間前。

そのわずかな期間に、

県大会に向けた練習を詰め込むのは、

とても大変だったと話します。

 

「人数が減ったので、音量の変化とかがあまりダイナミックにできていなくて、

曲によって表現とかつけるのが難しかったです。

何度も何度も繰り返しっていう感じなんですけど、

先生に言われて次の合奏までに変える、変化を大事にしてきました。

中部日本大会はもっと高いレベルでの戦いになると思うので、

今のままだと全然ダメなので、もっとクオリティを上げて頑張っていきたいです。」

 

自由曲に選んだのは、マスカー二作曲、

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」です。

 

音数が少なく、比較的難易度の低い曲を選んだのは、

1つ1つの音に気持ちを込め、

音楽性で勝負しようという狙いがあります。

練習では、隣の人の呼吸を意識したり、

メロディーを声に出して歌ったりと、

一体感を重要視してきました。

そうした鍛錬の成果が今大会であらわれたようです。

 

顧問 高砂先生

「本当に生徒たちが最後の最後まで粘ってくれて得た結果だったので、

本当に驚きと共に喜びを感じています。

1週間本当に限られた中ですけど、

お互いに絶対に妥協しないようにしようと約束したので、

僕も生徒に対して妥協しなかったし、

生徒もそれに応えようと本当に最後の最後まで妥協しないというところが

粘りといい結果に繋がったのかなと思います。

私たちは私たちらしく、少人数ですけど、

自分たちのベストの演奏をして、

生徒が終わったあとにここまでやれてよかったなって思ってくれるコンクールになればいいなと思います。」

 

中部日本吹奏楽コンクール本大会は

来月7日と8日、静岡県浜松市で開かれます。

小諸高校吹奏楽部は8日(日)に大編成の部で出場します。