続いては、市内に新たなお店がオープンした話題です。

小諸駅舎内に立ち食いそば屋「清野商店」が

今月8日(金)にオープンしました。

 

小諸駅舎内に新たにオープンした

立ち食いそば屋「清野商店」。

 

以前、しなの鉄道小諸駅の駅長を務めた

清野さんが始めた店です。

 

清野さんは、2007年から3年間小諸駅の駅長を務め、

ことし3月、上田駅の駅長を最後に定年退職。

2019年に、食品衛生管理の資格を取得し、

開店への準備を進めてきました。

 

去年9月末に閉店した土産店を改装した店内は、

広さおよそ13平方メートルで、待合室に隣接しています。

 

ガスや電気、水回り以外の設備は、

カウンターを含めて清野さんが作りました。

 

清野さん

「60歳で定年というのが、

しなの鉄道時代見えていたので、

60歳以降に何をしようかなと思っていた時に、

一回、黒姫駅の立ち食いそばを

JRから引き継いでしたことがあったので、

その経験をもとに小諸など

しなの鉄道の沿線内で考えて、小諸にしました。

自分の最初は、小諸駅に配属になりまして、

それからしばらく移動などがあって、

平成19年に小諸駅長として、また赴任してきましたので、

子どものころは、東京に行くとなったら、

ここからあさまに乗るのが、基本なので、

小諸には何かしらの思い入れがありますね。

大変でしたね。当然、ガス、水道、給排水とか電機は、

業者の方に頼まないといけないので、

ただそれ以外のものについては、

なるべく予算をかけないようにしないと、

だからあとはなるべく自分でやろうと思っていたので、

そこら辺の段取りに苦労しました。」

 

かつて小諸駅では、

2013年の秋まで、2番線、3番線ホームに

立ち食いそば屋があり、

清野商店の開店で8年ぶりに復活しました。

 

新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、

県内の駅構内の立ち食いそば屋は減少傾向に。

この2年間で3駅、合わせて5店舗が閉店しました。

 

この逆風下の中でのオープンに、清野さんはー。

 

「黒姫駅での経験から言うと、

利用される方は、利用者の方というよりは、

近隣に住まわれている方々、車で来るとか、

旅人の方がすごく多くて、駅にあるけれども、

その周りの住んでいる方々の利便性に役立っているというのが、

肌で感じていたので、小諸を選んだ場合にも

小諸も周りの方々に利用していただけるのはないかなと思い、

そんなに困ることはないだろうなと思いました。

前の会社の人は、みんな心配していましたね。

まぁ、だめだろうと。言っていましたけれども。

その中でもわずかな人は、

いけるんじゃないかなと言ってくれていました。

自分の中でも6対4か7対3で

うまくいくだろうと思っていましたけれども。」

 

清野商店では、そばやうどんなど6種類を用意。

天ぷらそばは1杯450円、月見うどんは400円です。

 

清野さん

「メニューは、増やしていきたいなというのがあります。

昔、学生の頃に東京に行って食べた

立ち食いそばの中にあった衝撃のものがあるので、

それは、再現したいなと。

あと、装飾を一切やっていないので、

ここからは、ゆっくり落ち着いたら、

装飾もしていきたいなと思います。

早くです。やっぱり待たせる、

駅そばで待たせるというのは、

ちょっとあれなんで、1人でオペレーションをしているので、

どうしてもお昼時とか待っていただくようになってしまいますが、

なるべくその時間も短くするようにという形では考えています。」

 

営業時間は、午前7時から午後3時まで。

水曜日が定休日です。

 

清野さん

「小諸駅立ち食いそば店、清野商店と申します。

10月8日にオープンしまして、

以降、多くの皆様に利用していただいています。

大変感謝しています。

冷凍施設がまだ十分でないので、

材料が色々欠品になっているとか

ご迷惑をおかけしておりますけれども、

きょう新しい冷凍庫も入りますし、

そういうところもないよう、気を付けていきますので、

よろしくお願いいたします。

今後は、定年退職で辞めてから、

ここでやると決めての事業ですので、

長く続けて生きたと思っています。

皆さんも健康のため、

散歩がてらふらっと寄って頂ければありがたいなと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。」