元小諸市議会議員の清水清利さんが

このほど、春の叙勲で、旭日小綬章を受章しました。
先週21日(木)には、市役所に清水さんが訪れ、

小泉市長に叙勲の受賞報告を行いました。

 

この日は元小諸市議会議員の清水清利さんが

市役所を訪れ、

小泉市長と市議会の竹内議長に叙勲の受賞を報告しました。

市長と議長は、長年にわたる市政への尽力への感謝と

今回の受章に対する祝いの言葉をかけていました。

清水さんに贈られた「旭日小綬章」は、

長年に渡る地方自治への功労が評価されたものです。

清水さんは現在74歳。

平成3年45歳の時に小諸市議会議員選挙に

出馬し初当選しました。

平成27年1月まで、6期24年間にわたり、

市議会議員として活動。

5期目の平成19年2月から2年間副議長を。

6期目の平成25年から2年間、議長を務めました。

 

議員引退後も川辺地区豊かな地域づくり委員会会長や

小諸芸能協会会長など様々な役職を務めている清水さん。

清水さんに叙勲受章の喜び、

そして市議会議員時代の活動や

市や市議会への思いなどについてお話を伺いました。

 

清水さん

「旭日章受章をお受けしましたが、

その内容に沿ってやってこられただろうか

という気持ちもあります。

また、それを通して、

やはり1つのステップとして

まだ自分は若い気持ちでいますので、

この受章をきっかけに

さらに頑張っていこうかなという気持ちも

わいてきたというところであります。

 

自分の前職は国鉄でした。

それもあり、新人で入った翌年、新幹線問題がありました。

市民の意見が2分するような時期がありました。

新幹線、そのものが小諸を通るか新ルートで通るか、

その議論が激しく議会で話されました。

しかし、やがてこの問題は古規格で

信越線沿いでは新たなルートということになりました。

そのことで、全員協議会で

朝方まであったことなどを思い出されます。

あと、市民のふれあいバスなどがあります。

小林俊弘市長の時でした。

たまたま、国鉄のバス関係に居たので、

どういうダイヤにするか、

ルートにするか立案を頼まれました。

市民循環バスの最初のルートを

作らせてもらったということがあります。

最近では、コンパクトシティを進めていくにあたっての

小諸厚生総合病院がこの地に移転する問題で、

これもやっぱり市民の意見を2分しました。

激論を交わし合ってきたことが印象に残っています。

「現場主義」と言われます。

やっぱり色んな話を自分で考えたりするけれども、

実際には本人と話をする。

あるいは現場に行って確認をする。

頭で考えることも大切だが、

実際に自分がその場面に入って行動し、

自分が活動する中で、

具体化しなければいけない

というのが1番大きな経験です。

それと、市民のみなさんの声を聞くということは、

一緒に生活・活動をやっていかないと

本当の市民の気持ちや

声が受け止められないという教訓があります。

市民のみなさんがものすごく考え方の

レベルがアップしていると思います。

市民の生活の中でもしっかり情報がはいり、

専門レベルのものが入っている。

そういう中で行政は市民の要望が入ってくる。

これに答えていく、

対応していくということについて

苦労していくのではないかと思う。

そして、その中に飛び込むというのは、

私たちが議員をしていた以上に

幅広く地域を見ていくというようなものを

もっていないといけないと思います。

議員を通して、初めて学べたし、

その得たものをしっかり地域に返していくことが

今まで支えてくれた支持者・市民に対する

恩返しみたいな気がします。

だから、自分の体が動くうちは

精いっぱいやっていこうという気持ちです。」