小諸市出身の木口木版画家、高橋公一さんの個展が

小諸高原美術館を会場に

今月18日から23日まで、6日間に渡り開催されています。

高橋さんは、小諸市耳取出身の76歳。

多くの版画家を輩出した須坂市で暮らしています。

須坂版画美術館で開講した木口木版画教室の

第1期生として版画を始めました。

会社員として働きながら趣味の版画の腕を上げ、

木口木版教室の講師としても

16年間多くの生徒に版画の魅力を伝えてきました。

これまでに信州版画展などで多くの賞を受賞しています。

会場には、高橋公一さんが、

星座や天体など、自身が好きなものをテーマとして

制作してきた木口木版画

111点が展示されています。

一般的な木版である板目木版とは大きく異なり、

木の切り口の形も生かした面白い作品が多い木口木版。

個性豊かな作品が、訪れた人たちを楽しませていました。

 

高橋さん

「令和元年ということで、

この小諸高原美術館で前にもやらせていただいたんですけれども、

皆さんに見て頂ければ嬉しいなっていうことで

この木口木版というのを開催させて頂きました。

木口木版というのは、木の横、年輪方向に切った木を使って

年輪の詰まった固い木を

ヴィランっていう彫刻刀で彫っていくんですけども、

そこのところの細かいところがね、大変なんですけれども、

でも見て頂ければ、お、いいな、

っていう風に思って頂けたらと思います。

これからもそんなことで、

版画の普及というか木口木版をね、

知って頂きたいなという風に思っています。」