小諸市議会3月定例会がきのう26日(月)に開会しました。

3月定例会には、総額を168億6千万円とする

新年度予算案をはじめ、

条例改正案や今年度の一般会計補正予算案など、

50件が提出されました。

会期は来月23日までの26日間となります。

 

 

きょうの本会議では初めに小泉市長が

新年度に向けた施政方針の説明に立ちました。

 

小諸市の新年度当初予算案は、

一般会計の総額が168億6千万円で、

今年度当初より6千万円、率にして0.4%の増と

なっています。

市長は、市長公約「小諸未来プロジェクト」の進捗状況や、

平成30年度の重点施策、事業などについて説明。

その上で、現在進めている

「複合型中心拠点誘導施設整備構想」について、

このように述べました。

 

「今回の複合型中心拠点誘導施設整備構想は、

「都市機能の集約化」の一環でありますが、

これは単に、中心市街地に施設を集約することだけにとどまらず、

将来的な市内各地の生活拠点の集約化と、

公共交通機関の充実と相まって、

高齢者でも通院や買い物ができる暮らしやすいまちづくり、

無駄な行政コストの削減を図ることを目的とした

「多極ネットワーク型コンパクトシティ」を目指すための一里塚であり、

未来への必要な投資と考えております。」

 

 

小諸市ではこの構想で、ツルヤ小諸店の再出店、誘致に向けて、

株式会社ツルヤと基本計画の策定を進める覚書を

締結していく方針です。

また公共施設としては、高齢者福祉施設や

病児・病後児保育施設などを検討。

市民生活の利便性を高めていきたいとしています。

また、新年度から小諸市では、

利便性の高い市内東南部地区を中心に

住宅開発支援を行うための具体的な検討に入る予定です。

まずは民間の宅地開発を誘発するために、

谷地原区内にある市有地へ社会資本整備を行います。

この考え方についてはー。

 

「行政として、総合戦略で定めた将来的な移住・定住や雇用創出の施策と、

地域別まちづくり方針を連動させ、どのようにしたら

地区別の魅力・強みを活かしながら地域づくりを進められるのか、

各地区の皆さまと相談しながら、

順次総合戦略による施策を進め、

必要に応じて戦略的な未来投資を行っていく所存であります」

 

施政方針説明の最後に市長は、

新年度の抱負をこのように述べました。

 

「市民の皆さま、一人ひとりがあらためて

「小諸の良さ・魅力」を再認識し、力を結集しながら

「小諸の良さ・魅力」にも磨きをかけていくことが、

「小諸に元気と誇りを取りもどす」ことになり、

ひいては小諸市がめざす将来像

「住みたい 行きたい 帰ってきたいまち 小諸」の実現に繋がるものと確信しています。

私自身、これからも「小諸に元気と誇りをとりもどす」ことをめざし、

引き続き全力で邁進する所存でございます。」

 

 

今定例会には、新年度の一般会計当初予算案をはじめ、

御影用水越流事故により崩落した法面の

復旧工事を行うための用地購入費や、

あぐりの湯の大規模改修費などを盛り込んだ

平成29年度の一般会計補正予算案、

それに条例改正案など50件が提出されました。

小諸市議会では今定例会から、

議長をのぞく18人の委員で構成する

「予算決算委員会」を設置。

初日のこの日は、

人事院勧告に伴い給与の増額分の補正予算案について

審議を行いました。

 

当日の委員会審議を経て、

市議会議員、特別職、職員などの給与に関する

補正予算案とそれに伴う条例改正案

計6件については可決。

さらに、専決処分に関する報告案件と、

最終日に繰り越された議案を除く42件については、

今後委員会審議を経て、

来月23日の最終日に採決が諮られます。