市内各地の区長らが一堂に会し、

地域のさまざまな問題について考える

小諸市区長会研修会。

今年度はすでに先月実施されましたが、

ことし5月に個人情報保護法が改正されたのに伴い、

区長らに個人情報への認識を改めてもらおうと

追加の研修会が、先週4日(月)、

市役所の会議室で開かれました。

 

今回の研修テーマは、「個人情報の取り扱い方」について。

ことし5月30日に

「個人情報保護法」が改正されたことを受け、

区民の氏名や住所、家族構成など

さまざまな情報を管理する区長に

個人情報に対する意識を

新たにしてもらう目的です。

 

この日は各区の区長や副区長、41人が出席。

 

市が制作した個人情報に関する基礎知識や、

取扱い規定などが記載された手引きをもとに

企画課 市民協働推進係の

濵野涼子さんが

説明を行いました。

 

このほか、

個人情報を第3者に提供する際は

本人の同意が原則であることや、

情報の漏えいを防ぐため、

むやみにコピーをとらないことなどが

ポイントとして挙げられました。

 

出席者からはこんな質問も。

 

出席者

「区に入ってもらうと、お名前とかお書きするんですけど、

そのときに入りたくないと、それと名前も出したくないと、

拒否された場合は、ほっとくよりしょうがないですかね。」

 

濵野さん

「理解していただいた範囲で加入していただくことと、

情報を提供していただくということが基本になると思いますので、

強制力はないかなと思います。」

 

 

個人情報保護法の改正前は、

5000件以下の個人情報を取り扱う事業者は

法律適用外でしたが、

改正後は個人情報を取り扱うすべての事業者、

営利を目的としない自治組織についても

法律が適用されます。

これにより、区長らはこれまで以上に

区民の情報に慎重になる必要があります。

 

松井会長

「今までも個人情報については注意をしているんですけど、

ことしの5月からまた法律が厳しくなったということで、

今以上に、また、そういう個人情報に関しては、

注意をしていきたいと思います。」

 

市では、今後、

区長の交代時に開く新任区長研修会時には、

個人情報の取り扱い方について

講習を行っていきます。

また、区長側から要望があれば、

随時研修会を開く予定です。