今月4日(火)から9日(日)までの日程で、

小諸高原美術館の市民展示室では、

今年で11回目となる

「版画展 閃」が開かれています。

 

この版画展は

信州版画協会佐久支部が支部展を拡大させ、

佐久地域に限らず誰でも出品できる場にしようと

毎年この時期に開いているものです。

 

「閃」というタイトルには、

作品を制作する過程でのひらめきや、

輝くようなイメージを

大切にしたいという思いが込められています。

 

今年は佐久地域を中心に、遠くは東京や埼玉から

あわせて19人の作品、34点が集まりました。

 

版画の種類は木版や

銅板を掘って刷るドライポイント、

平らな版面のまま印刷する

リトグラフなど様々です。

 

今回、小諸市からは4人が出品しました。

中にはこんな作品も。

佐久市に住む4歳の子の作品です。

迷いなく描かれた線がのびやかな印象を与えます。

そしてその隣にあるのが、母親との合作です。

子どもが普段描いている絵を作品に入れ込んだもので、

親子の愛が感じられる一枚となっています。

 

信州版画会 糸川さん 「絶えず新しいものを織りなして版画していく、

できればね若い人にどんどん入ってきてもらって、みんなでアートを楽しめたらどうかと。

年代を問わず、いろんな所に小さい子どもの成長とかに影響してくると思うんですよね。

アートの感覚をもった大人になってもらいたい、小さい子どもにはね。そう思っているんです。」

 

 

個性豊かな作品の数々を楽しめる「版画展 閃」は、

9日(日)まで、小諸高原美術館市民展示室で開かれています。