今年も高校球児たちの熱い夏がやって来ました。

第99回全国高等学校野球選手権 長野大会が

いよいよ今週8日(土)に開幕します。

今日は市内二つの高校の内、

小諸商業高校の野球部をご紹介します。

 

小諸商業高校野球部は部員65人。

「甲子園で勝つ」を目標に掲げ、日々練習に励んでいます。

 

チームをそう評するのは、就任7年目の竹峰慎二監督です。

夏の大会では、去年、おととしをはじめ、

チームを3度県内ベスト4に導いています。

 

ことし春の大会では、

61年ぶりとなる県大会優勝を果たし、

甲子園常連の強豪ひしめく北信越大会で

3位という結果を残しました。

 

 

竹峰監督「春は本当に皆さんに、大会で県大会で優勝できたということは、

いい報告ができたんですけども/すごく強いとか個人的にすごい選手がいるとか、

そういう風なことは、決してないのが実情ですので、

今までと変わらないような方向でみんなで協力して、全員でつないで、

なんとか相手チームに挑んでいくというか、そういうスタイルで、今年もやっていきたいと思います。」

 

 

チームの主将を務めるのは、3年生の上原賢哉選手。

常に前向きにチームを鼓舞する頼れるキャプテンです。

 

上原主将 「自分はやっぱりプレーで引っ張るっていうことじゃなくて、

ベンチから声で支えていったり、

練習でもやっぱり陰ながら支えていくっていうことがメインになってくると思うんですけど、

そこでできることをしっかり、自分はやって、

チームを引っ張っていけたらいいなっていう風に思います。」

 

エースは、3年生、髙橋聖人投手。

最高速度143キロの力のあるストレートを中心とした投球で

チームの勝利に貢献します。

 

 

髙橋聖人投手 「コンディション的には悪くないんですけど、これからもっと鍛えていこうという風にはしています。

自分が試合に出ている以上は、全員から生きた球を投げて欲しいとか、

そういうことを言われているので、そういうところやっていけていればいいと思います。

自分でも一回り成長できるような大会になればいいと思います。」

 

ここ数年で3度、夏の県大会ベスト4入りという結果を残し

ことしの春には県大会優勝を果たすなど、

念願の甲子園初出場に期待がかかる小諸商業高校野球部。

春の北信越大会など、大舞台で得た経験をいかし、

目標に向かって更に成長できるよう

練習に取り組んできました。

 

4番関選手 「中盤から終盤にかけて自分たちは得点するっていうのが少し苦手というか、

少ないのでそういった部分で、中盤から終盤にかけての集中力ってことで、やってきています。」

チームの課題を話すのは、

打線の中心を担う4番バッターの関優太選手。

チャンスに強く積極的なスイングで得点を狙います。

 

4番関選手 「自分が振ることによって相手ピッチャーにプレッシャーがかかったり、

自分のチームとしての雰囲気っていうか流れっていうのも変わってくると思うので、

自分のスイングをするっていうことを、この夏も貫いてやっていきたいと思っています。

 

代々受け継がれてきた「甲子園で勝つ」という目標を胸に

小諸商業高校野球部は

部員65人一丸となって、夏の大会に挑みます。

 

主将 「全員がつながって出ている選手だけじゃなくて、

ベンチスタンドも含めて、やっぱり全員で戦っていくというのが小商の強みだと思います。

自分たちの目標は甲子園で勝つことなので、

夏の大会期間中でも全員がレベルアップするっていうことを目指してやっていきたいと思います。」

 

監督 「とにかく今まで無念な思いで卒業していった卒業生たちの思いも含めて、

それから、そういうチームでも変わらずに、応援していただいている地域の皆さん、

同窓会の皆さんファンのみなさまのためにも、なにがなんでもという気持ちでやっていきます。」

 

第1シードである小諸商業高校の初戦は11日(火)。

梓川高校と駒ケ根工業高校の勝者と対戦します。